腎臓内科

腎疾患治療について 腎疾患治療について

ここ数年の実績としては、腎臓内科入院500から600症例で、腎生検は50症例前後で推移しています。腎生検症例の内訳はIgA腎症、膜性腎症、半月体形成性糸球体腎炎など多岐にわたります。IgA腎症に対する扁桃摘出パルス療法にも積極的に取り組み、完全寛解を目指しています。また、難治性ネフローゼやANCA関連血管炎などに対してリツキシマブ(分子標的薬)を用いた治療を行っており、ステロイドや他の免疫抑制剤による副作用を極力減じた治療を目指しています。

 

今までの二次性高血圧診断例として、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、薬剤性、クッシング病、プレクリニカルクッシング症候群、腎性高血圧症など多岐に渡っています。内分泌学的に専門性が高い疾患については、慶應義塾大学病院などと連携し、適切な診断・治療を行っています。さらに腎血管性高血圧症に対しては、当院の心臓血管外科と連携し腎動脈ステント治療を行っています。

 

さらに、集中治療室での緊急血液浄化療法や血漿交換を多数施行するほか、従来の治療法では難渋するような病態に対しては、肝硬変の難治性腹水に対して腹水濃縮再静注療法や、潰瘍性大腸炎に対する顆粒球吸着療法などの集学的治療を積極的に行っています。

糖尿病性腎臓病について 糖尿病性腎臓病について

現在、様々な新規糖尿病薬の登場により血糖管理が改善しているにも関わらず、糖尿病のため腎不全となり、透析導入となる方があまり減少していないことが問題になっています。その背景として, 糖尿病性腎症の特徴として考えられていたアルブミン尿を伴わない腎機能低下を呈する糖尿病性腎症の患者層の増加が指摘されています。このような世界的背景を受け, 糖尿病に伴う腎機能低下をより広い概念で捉えるため, 糖尿病性腎臓病(Diabetic kidney disease: DKD)という概念が提唱され、日本国内でも、2018年に日本糖尿病学会と日本腎臓病学会によりSTOP-DKD宣言が採択されました。

 

当院には糖尿病外来に多くの糖尿病患者さんが通院されており、腎臓内科にも糖尿病に伴い腎機能が悪化した患者さんが多く通院されております。腎臓内科では、腎不全の悪化原因について、腎生検などを積極的に行うことで、糖尿病以外の原因による腎不全の可能性について積極的に調べています。また、薬剤師や栄養士による生活習慣指導を行い、チーム医療による腎不全進展予防に取り組んでいます。

透析療法について 透析療法について

例年、慢性透析導入実績は60症例から70症例程度で推移しています。腹膜透析導入はそのうち5症例程度で、腹膜透析導入に積極的に取り組んでいます。当院には糖尿病の方が多く通院されているため、透析導入患者のうち糖尿病性腎症が約60%を占めており、全国平均の44%より多くなっています。

 

血液透析に関しては、慢性維持透析の実施件数は増加傾向にあります。平成28年度は5935件、平成29年度は6891件、平成30年度は7732件となっています。バスキュラーアクセストラブルの際には心臓血管外科と連携し、速やかな対応を目指しています。

腹膜透析については、透析専任ナース4名で対応し、現在の患者数は約25名です。当院では腹膜透析のカテーテル挿入術を腎臓内科で行っています。

 

また、透析療法の選択は、腎不全の方々にとって非常に大きな決断であり、ストレスを伴います。そこで当科では、shared decision makingの精神に則り、透析専任ナースによる、透析療法選択外来を行っており、患者さんそれぞれの生活背景や価値観に寄り添った透析療法の選択をサポートしています。

当科での取り組み 当科での取り組み

教育・研究

当院は日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会専門医制度認定施設、日本高血圧学会認定研修施設、日本腹膜透析医学会認定のCAPD教育研修医療機関であり、研修希望の医師、看護師、技師も多く受け入れています。学会活動は、内科学会、腎臓学会、透析医学会、高血圧学会、ヨーロッパ腎臓病学会など盛んに参加し研究発表を行っています。論文も各種学会誌などに原著や症例報告などを年間数編掲載しています。

医療設備 医療設備

血液透析コンソール20台、持続的血液濾過透析装置(CHDF)、血漿交換(単純血漿交換、二重膜濾過血漿交換)、顆粒球除去、腹水濃縮再静注療法、末梢血幹細胞移植での幹細胞採取にも対応します。

  • 電話番号

    03-3451-8211(代表)

  • 初診受付時間

    8:00-11:30

メニュートップに戻る

入院・面会のご案内

Patient & Family Support

かかりつけ医
・歯科医
をお探しの方へ

Find a Docter