脳卒中センター

脳卒中センターの案内

東京都済生会中央病院では、東京都心部の脳卒中診療の基幹病院として地域医療に貢献するために、平成18年4月に脳血管内治療科を立ち上げると共に、24時間体制で脳卒中の疑いのある救急患者を受け入れる体制を整え、平成18年6月に脳卒中センターを開設いたしました。

お知らせ

東京都脳卒中急性期医療機関として認定されました

東京都は平成21年2月1日付けで,東京都脳卒中急性期医療機関リストをホームページ上に公表しました。これは「東京都脳卒中医療連携協議会」により策定された認定基準を満たし、「東京都保健医療計画」における脳卒中急性期医療機能を担う医療機関の一覧です。当院もこの医療機関の一つとして認定されました。平成21年3月から東京消防庁は脳卒中が疑われる患者さんから要請があった場合は、このリストの医療機関に優先的に搬送する体制をスタートしました。急性期医療機関は受入れ可能な状態かどうかを東京消防庁に知らせ、超急性期治療として血栓溶解療法が可能な診療体制をとっています。当院は5つの区からなる区中央ブロック(港区,中央区,千代田区,台東区,文京区)という二次医療圏に属しますが、このブロックの事務局として地域の脳卒中急性期医療の中核を担っています。

脳卒中センター開設の背景

脳卒中は、本邦では死因の第4位、寝たきりとなる原因の第1位を占める疾患であり、生活習慣病として注目されている“国民病”です。 そして最近では、脳卒中(特に脳梗塞)に対する超急性期の治療が進歩し、“治る病気”として見直されています。すなわち、平成17年10月に認可された発症4.5時間以内の脳梗塞に有効とされるt-PA静注療法や脳血管内治療などの最新治療、さらに脳卒中専門病棟での集約的治療の有用性が証明され、脳卒中は発症後できるだけ早く専門病院にて治療を開始することが生命予後だけでなく、機能的な予後も改善することが判ってきました。 そして脳卒中は緊急治療を要する疾患、“Brain attack”として認識し、直ちに脳卒中専門病棟を有する病院で治療を受けられる医療体制を各地で構築する必要性が高まってきました。

Time is brain

  • 脳卒中は緊急治療が必要です。
  • 脳卒中を疑う患者は、直ちに救急車で搬送してください。
  • 発症から4.5時間以内の超急性期の脳梗塞では、血栓溶解療法(tPA静注)、脳血管内治療は8時間以内によって症状が劇的に改善する可能性があります。
  • 脳出血、くも膜下出血では、緊急手術が必要な場合があります。
  • 東京都済生会中央病院では、24時間態勢で脳卒中を疑う患者を受け入れる体制を整えました。

脳卒中センターの特徴

  1. 24時間365日応需可能な緊急治療体制
    緊急時には、CT・MRI・超音波検査・脳血管撮影(脳血管内治療を含む)・脳外科手術等の24時間対応しています。
  2. 脳卒中専門病棟と脳卒中ケアのできるハイケアユニット(SCU)での集約的治療
  3. 各科医師と関連部門による”脳卒中診療チーム”による専門治療
  4. 脳血管内治療専門医による最新医療(脳動脈瘤塞栓術・ステント留置術)の提供
  5. 積極的な超早期のリハビリテーションの推進
  6. 地域医療機関・リハビリ病院との連携の強化

脳卒中センターの診療体制

脳卒中センターの診療体制

当院では、9階東病棟を脳卒中専門病棟としています。 また脳卒中専門病棟内に集中的治療を行うための病室として、脳卒中ハイケアユニット(SCU)を備えています。 脳卒中センターでは、脳卒中患者に最適な治療を提供するために、診療科の枠を超えて各科専門医と関連部門とが一体となった”脳卒中診療チーム”を形成しています。 このチームは、医師(神経内科、脳神経外科、脳血管内治療科)・看護師・リハビリ担当療法士・医療ソーシャルワーカー(MSW)・薬剤師からなります。 毎朝のモーニングカンファレンスをはじめとして、症例検討会・リハビリカンファレンス等によるチーム医療を行っています。

脳卒中センターへの紹介

脳卒中センター1

脳卒中および脳卒中を疑う緊急患者は、24時間体制で受け付けますので、当院救急外来へ電話連絡の上、救急車にて搬送して下さい。

モバイル端末を利用した新たな医療情報システムについて

当院は良質な医療を実践すべく、モバイル端末を利用した最新の医療情報技術を取り入れ、きめ細かな医療サービスを提供してまいります。
詳しくは、担当医にお尋ね下さい。
患者さんやご家族の皆さんには、ご協力とご理解を承れますようお願い申し上げます。

こちらをご覧ください

脳卒中で本院へ入院された患者さんへのお願い

現在、当院では、下記研究代表者のもと、我が国の脳卒中の特徴と脳卒中医療の課題を明らかにすることを目的に、「済生会脳卒中データベース登録による脳卒中医療の解析」の研究を行っています。
全国の済生会病院と共同で、脳卒中で入院された患者さんのカルテ記載から得られる臨床データを登録させていただき、解析させていただいて医療の質の向上に役立てることを目的としています。登録および解析にあたっては、患者さんの個人のプライバシーは完全に保護されます。
本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方および疑問のある方は、脳卒中センターまでご連絡くださいますようお願いいたします。

内科(神経内科)・脳卒中センター
研究責任医師 星野晴彦
電話 03-3451-8211(代表)

詳細については以下よりご覧ください。

脳卒中で本院へ入院された患者さんへ

済生会脳卒中データベースポスター

「済生会の力」のご紹介

シリーズ 済生会の力

   ビッグデータが築くいのちの架け橋
          ~9663症例解析で未来に挑む~

済生会脳卒中研究グループ

済生会本部が作成している「済生会の力」の脳卒中特集号で、当院が紹介されています。
全国の済生会病院で取り組んでいる脳卒中研究グループによる脳卒中診療の実態調査が詳しく説明されています。

ダウンロードおよび閲覧はこちらから

 

「脳卒中症候群」のご紹介

脳卒中症候群

  Stroke Syndromes Third Edition

監訳 東京都済生会中央病院 星野晴彦

当院神経内科の星野部長が監修した「脳卒中症候群」が発売されました。Caplan先生とvan Gijn先生のStroku syndromeの訳本です。済生会で活躍された多くの先生に分担して翻訳をお願いしました。脳卒中の詳細な臨床的検討がなされた本です。一度手に取ってみてください。

2016年3月発行

発行所:メディカル・サイエンス・インターナショナル

定価:本体12,000円(税別)

脳卒中センター スタッフ一同