低侵襲手術と先進治療に注力
当院では胸腔鏡(内視鏡)を基本とした早期肺がんに対する低侵襲手術を追求しています。現在では殆どの手術で胸腔鏡を使用しており、開胸手術法と比べ、疼痛や機能障害が少ない、負担の少ない手術を行っております。その結果として術後合併症も少なく、肺がん手術では術後7日前後で退院される方がほとんどです。また肺がん治療の三本柱である外科手術、抗がん剤治療、放射線治療を組み合わせた先進治療を、患者さんそれぞれの状況に応じて導入し、関連各科との密な協力の下、総合的な治療に取り組んでおります。
総合病院の中にある呼吸器外科のメリット
当院は、肺がんに直接関係する呼吸器内科、腫瘍内科、放射線科、病理診断部は勿論のこと、内科各科、糖尿病科、循環器科、心臓外科、一般外科などの各科の協力の下、“総合病院の中の呼吸器外科である”という強みを生かして、通常では手術や治療も困難である様々な合併症を持った患者さんにも、積極的に治療を行っています。癌研有明病院・国立がんセンター等のがん専門病院との病病連携により、心臓病や脳梗塞などの合併症を持った肺がんの患者さんを多く受け入れ、手術を行っています。
親身で丁寧な診療を第一に
肺がん治療は手術で終わりではありません。その後も追加の治療を施行したり、長期にわたって注意深い経過観察をしていく必要があります。術後も親身で丁寧、かつ継続的な診療を心掛け、実践しています。手術後は一生のお付き合いです。患者さんやご家族とのコミュニケーションを大切に、しっかりとフォローする体制で臨んでいます。
クリニカルパスのご紹介 クリニカルパスのご紹介
当院は一部の疾患、手術、検査でクリニカルパスを使用しています。
クリニカルパスとは、医療スタッフと患者さんが治療計画の情報を共有するため、患者さんのスケジュールを時間軸に沿ってまとめたものです。
主な治療について、公開していますのでご参照ください。
※患者さんの治療経過の状況によって、スケジュールは変更する場合があります。