形成外科

主な疾患 主な疾患

形成外科で扱う疾患には主に以下のようなものがあります

  • 1. 生まれつきの変形
    口唇の変形(口唇裂、口唇裂術後の変形 など) まぶたの変形(眼瞼下垂、睫毛内反(逆さまつ毛)など) 耳の変形(副耳、小耳症、折れ耳、埋没耳、耳垂裂 など) 手足の変形(合指症、多指症 など) へその変形(臍ヘルニア、臍欠損 など) あざ(太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑、血管腫、色素性母斑 など)
  • 2. 皮膚、皮下の良性腫瘍(母斑、血管腫、リンパ管腫、脂肪腫など)
  • 3. 悪性腫瘍術後の再建(乳がん、頭頚部がん、皮膚がん など)
  • 4. 顔面外傷、顔面骨骨折
  • 5. 瘢痕(きずあと、ひきつれ)、ケロイド
  • 6. 難治性潰瘍(治りにくい傷)、褥瘡(とこずれ)
  • 7. その他
    後天性眼瞼下垂、顔面神経麻痺 腋臭症、リンパ浮腫、陥入爪、巻き爪 毛巣洞、膿皮症、腹壁瘢痕ヘルニア など

乳がんの再建 乳がんの再建

一次再建と二次再建

一次再建とは乳がんの手術と同時に乳房を再建する方法です。二次再建は乳がんの手術を行った後、別の時期に乳房を再建する方法です。当院では患者さん自身のご希望はもちろんのこと、乳がんの再発のしやすさや放射線療法の有無によって、患者さんに適した再建方法を乳腺外科の先生方と協力して選択しています。

再建方法

主に人工物(シリコンインプラント)を用いる再建と自家組織を用いる再建に分けられます。当院ではいずれの再建も健康保険が適応となっています。患者さんのもともとの乳房の形や、入院期間、今後の出産 の予定の有無など多岐にわたって検討し、最適な再建方法を選んでいます。

人工物を用いた再建

大胸筋の下にエキスパンダーという水風船を入れます。傷が落ち着いた後1~2週間おきにエキスパンダー の中に少しづつ生理食塩水を注入し、皮膚をのばしながらインプラントを挿入するスペースを作ります。 膨らませ終わってから半年以上後に、シリコンでできた人工物(インプラント)に入れ替えます。 手術時間、入院期間ともに自家組織と比較して短く、胸以外に傷ができないといった利点があります。 一方で下垂した乳房を作るのは困難であること、感染に弱いこと、体質により組織が固くなり、後日変形 を来すことがある、といった欠点もあります。また違和感を訴える方もいらっしゃいます。 エキスパンダーでスペースを作った後、インプラントでなく自家組織に入れ替える方法もあります。

自家組織を用いた再建

体の他の部分から、皮膚と脂肪と筋肉を取ってきて移植します。当院では大きく分けて「腹直筋穿通枝皮 弁」や「腹直筋皮弁」など下腹部の脂肪、または脂肪と筋肉を用いる再建と、背中の脂肪と筋肉を用いる 「広背筋皮弁」を用いる再建を行っています。スポーツや職業的な問題がなければ、これらの筋肉を使っ て再建しても日常生活には問題はほとんどありません。

 

ご自分の組織を使うため、人工物と比較し、自然な下垂などの形態が得られますが、体のほかの部分に傷ができること、また低い確率ではありますが、筋肉や脂肪を栄養する血管が詰まり、移植した筋肉や脂肪が壊死してしまうことがあります。

顔面骨骨折 顔面骨骨折

新鮮骨折

骨折と一言にいっても、手術を必要としない比較的軽度の骨折から、完全に元の形態を回復することが困 難な重度の骨折まで、さまざまな状態があります。 手術を必要とする骨折の場合、顔面形態は比較的早期に改善しますが、複視や感覚障害などの機能障害は、 術後直ちに症状が消失するわけではなく、回復には数週から数ヶ月かかります。 全身状態によってはすぐに手術を行えない場合や、逆に症状から比較的早い時期に手術を行う必要がある 場合もあります。 当院では救急科や脳神経外科、眼科、口腔外科の先生方と協力しながら、適切な時期に適切な治療を行う ように努めています。 また当院では術中にコーンビームCTを用いて正しい位置に整復できていることを確認し、より安全で確実 な整復を目指しています(緊急手術の場合は、使用できない場合もあります)。 手術の傷跡がなるべく目立たない方法を選択することはもちろんのこと、固定の材料についてもチタン製 の小さなプレートから、一定期間で体内に吸収される吸収性プレート、上顎洞バルーン、ワイヤーによる 固定など、骨折の程度や年齢を加味して最適な材料を選択しています。

陳旧性骨折

顔面骨骨折の場合、初回手術では全身状態やその他の条件から十分な形態の回復が行えないことがあります。また後日に後戻りなどで変形が目立ってくる場合があります。このような場合には、全身状態や局所 の炎症状態の回復を待った後に形態の改善を目的とした手術を行うことがあります。

ケロイド・肥厚性瘢痕 ケロイド・肥厚性瘢痕

傷や手術による創傷が、数カ月~数年かけて赤く硬く盛り上がり、かゆみや痛みが出現した状態です。 原因は不明ですが、「ケロイド体質」という言葉がある通り、個人の体質が関連していることが知られています。 同じような怪我や手術であっても、肥厚性瘢痕やケロイドを生じる人と、きれいに治癒する人がいます。 また、同じ人でも身体の部位によって肥厚性瘢痕やケロイドを形成しやすい場所、しにくい場所があります。

治療方法

当院では主に以下の治療を行っております。

 

・ステロイドテープ、ステロイド局所注射による治療

外来通院で行う治療です。ステロイドで炎症を抑えることで、かゆみや痛みの軽減、隆起や発赤の改善が 得られます。月1回~2か月に1回程度の通院をして頂きながら加療します。効果が出るのに時間がかかる方、効果が出にくい方もいます。完全な治癒には長期間(年単位)かかることもあります。

 

・手術+電子線照射による治療

小さな病変の場合には、手術単独によって肥厚性瘢痕やケロイドを切除する場合があります。しかし、その傷跡が再び肥厚性瘢痕やケロイドになってしまう可能性があり、問題となります。

当院では再発の可能性が高いケロイドの場合、痛みやかゆみなどの症状が強く日常生活に支障をきたすケロイドの場合には、放射線科と連携して手術後に電子線を照射することで再発を予防しています。

リンパ浮腫 リンパ浮腫

四肢の外傷や、腹部の手術などをきっかけにして手足がむくんで来る場合があります。原 因としては(1)血管が閉塞する場合と(2)リンパ管と言われる細かい管が閉塞する場合 があり、後者の状態をリンパ浮腫と呼んでいます。両者の区別を行うためには、検査を行 うことが必要ですが、発症の仕方によっておおむね区別することが可能です。一般的に、婦人科を中心とする腹部手術の経験があり、手術後数年経過してから出現する浮腫は、リンパ浮腫である可能性が高いです。

  • 電話番号

    03-3451-8211(代表)

  • 初診受付時間

    8:00-11:30

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