産婦人科

  • 当科は、女性のライフスタイルを高める治療をモットーに診療を行っております。そのなかで診療の柱となっているのが内視鏡下手術です。近年、低侵襲手術治療として内視鏡手術(腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術)が婦人科に取り入れられるようになり、当科におきましても「傷が小さく、社会復帰のはやい手術」として積極的に内視鏡下手術を行っております。
  • 生殖年齢の女性に特有の疾患(子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など)に対しての手術方法は、これまでの開腹手術にかわってほぼ全症例に対し、腹腔鏡や子宮鏡を用いて行う方針としております。
  • 高齢化社会に伴い、骨盤臓器脱の悩みを抱える患者さんに対する手術治療として、従来の手術方法に加えてメッシュを用いた手術や腹腔鏡下手術も積極的に導入しております。泌尿器科と連携して診療を行っており、年齢や症状に応じて治療方針を決定しています。最近では比較的若年の患者さんや脱の術後再発した患者さんを対象として、メッシュを用いた腹腔鏡下仙骨子宮靱帯固定術を開始しました。
  • 悪性腫瘍に対する治療はガイドラインに基づき、手術・放射線・化学療法を行っております。悪性腫瘍に対する手術は、従来の開腹手術に代わって、腹腔鏡下手術で行うことが増えてきました。腹腔鏡下手術は開腹手術に比べて創も小さく、患者様への負担も少なく、術後の回復も早いとされています。当院においても悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術を取り入れてまいりました。特に子宮体がんに関しては「腹腔鏡下子宮体がん根治手術」が保険適応となり、平成26年9月1日より当院においても厚生労働省より実施施設として認定を受けました。また化学療法は外来化学療法センターでも行っており、外来通院で受けることが可能となりました。
  • 合併症(糖尿病などの慢性疾患)を有する患者さんに対しても、院内の各科との連携により、様々な分野の専門医によるチーム医療を提供することで安全に行うことが可能となっています。

産科について

平成20年3月より休止しておりました分娩業務を平成29年(2017年)の新主棟オープンとともに再開致しました。

当科で手術治療している主な疾患

  1. 子宮筋腫
  2. 卵巣腫瘍
  3. 子宮内膜症
  4. 子宮腺筋症
  5. 骨盤臓器脱
  6. 内膜ポリープ
  7. 子宮頚部異形成
  8. 子宮頸癌
  9. 子宮体癌
  10. 卵巣癌

など

症例数・治療数

手術件数は年間280〜300件であり、特に近年はさらに内視鏡下手術が増えています。以下に当院の手術実績を掲載させていただきます。


手術実績

術    式 2015 2016 2017






子宮付属器摘出術 21 33 20
卵巣囊腫切除術
(子宮内膜症病巣手術を含む)
37 48 60
異所性妊娠手術 5 2 3
子宮全摘術 45 55 61
子宮筋腫核出術(LM) 38 52 42
子宮筋腫核出術(LAM) 20 18 23
子宮腺筋症切除術 0 1 2
仙骨子宮靱帯固定術 8 13 14
その他 3 4 5


子宮筋腫摘出術 11 13 13
内膜ポリープ切除術 29 30 29
その他 0 0 3






腹式子宮全摘術(ATH) 9 9 14
子宮筋腫核出術 1 3 5
付属器切除術 0 3 13
卵巣嚢腫摘出術 0 0 29
その他 0 2 3





円錐切除術 10 13 13
蒸散術 15 22 33
開腹悪性腫瘍手術 7 6 1
腹腔鏡下手術 3 3






膣式子宮全摘術+膣壁形成術 6 8 4
膣式子宮全摘術+膣壁形成術+仙棘靭帯固定術 1 3 3
腹式子宮全摘術+膣壁形成術+膣閉鎖術 1 2 3
膣式メッシュ挿入術(TVM) 6 7 5
腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC) 8 13 14
膣閉鎖術 1 0 1
その他 0 0 2
合計 274 350 389

受診される皆様へ

当院は厚生労働省の臨床研修指定病院です。新臨床研修制度下の臨床研修医、学生も受け入れ教育しており、臨床研修医が診察(外来・入院等で)をさせていただきますのでご協力ください。

子宮頸がん予防ワクチンについて

子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウィルスの感染によって発症することが分かっていますが、当ワクチンは子宮頸がんおよびその前段階を予防します。婦人科では、19歳以上45歳までの女性が対象となります。

予約について

ワクチン接種を希望される方は電話で予約をお取りください。

電話予約

火曜日から金曜日の13:30~16:00
代表電話を通して婦人科外来(内線7352~7353)までご連絡ください。

費用

一回 18,900円 となります。
(初回、一ヶ月後、六ヶ月後と計三回の接種が必要となります)