消化器内科

当消化器内科は、日本消化器病学会認定教育施設、日本肝臓学会認定施設、日本消化器内視鏡学会認定指導施設、日本カプセル内視鏡学会指導施設、日本消化管学会胃腸科指導施設です。また、2015年4月1日より日本臨床腫瘍学会認定研修施設として承認されました。学会活動にも積極的に参加し、最新の医学知識、医療技術の吸収、修得に努めて専門性を磨き、経験的医療ではなく、evidence-based medicine(科学的根拠に基づいた医療)を実行することを目指しています。一方、単に頭でっかちの医療にならぬよう、常に患者さんの方を向いた診療を心掛けています。消化器内科の扱う疾患は多岐にわたり消化器外科、放射線科の各専門医と絶えず密接な連携をとり、診断と治療方針決定のため活発にカンファレンスを行い、最善の治療を提供しています。

 

対象疾患

  1. 食道疾患

    胃食道逆流症(GERD)、食道潰瘍、食道静脈瘤、食道癌、食道アカラシア、食道裂孔ヘルニア、食道異物

     

    食道癌の早期診断には、上部消化管内視鏡(胃カメラ)を用いて行われますが、特にズーム機能を搭載した拡大内視鏡と内視鏡の光を従来の白色光から特殊な光に換えて観察することができるNBIシステム(Narrow Band Imagingシステム;狭帯域光観察)という2つの機能を組み合わせることで、優れた診断能を得ることができることが分かってきています。当院ではこのNBI拡大内視鏡や超音波内視鏡を用いて、食道癌の適切な診断・治療に努めています。治療面では食道癌の外科的切除や化学療法、放射線療法、および早期食道癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)も行なっております。
    また肝硬変の合併症のひとつであります食道静脈瘤は、内視鏡による定期的な経過観察と、適切な治療が必要です。当院では静脈瘤破裂の予防や、出血した際の緊急止血法として、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)、内視鏡的硬化療法(EIS)、バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)などの治療を行なっております。
    さらに、昨今の生活習慣病の増加に伴って、胃食道逆流症(GERD)が増加しております。胃食道逆流症の患者さんの中には、逆流性食道炎やバレット食道といった食道粘膜の異常をきたしている方もいらっしゃいます。当院では逆流性食道炎およびバレット食道の適切な内視鏡診断と治療に努めております。胸やけ、胃液がこみ上げてくる感じ、口の中が酸っぱい感じなどの症状でお困りの方は、ぜひ当科の外来へご相談ください。

     

  2. 胃・十二指腸疾患

    胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、機能性ディスペプシア(FD)、急性出血性胃炎、胃癌、胃MALTリンパ腫、胃ポリープ、胃粘膜下腫瘍、GIST、胃アニサキス症

     

    「慢性胃炎(ピロリ菌感染胃炎)」について、2013年より保険適応での除菌療法が可能となりました。当院では以前より、多くの患者さんにピロリ菌除菌療法を施行してきました。今後も当科の外来にてピロリ菌除菌療法を積極的におこなっていきます。内視鏡検査で病変がないのに、胃もたれや胃の痛みが長期にわたり続く「機能性ディスペプシア(FD)」については、治療が難渋する疾患です。各種薬剤の応用が進んでおりますので、当科の外来にご相談いただけますと幸いです。
    胃癌については、学会のガイドラインに準拠して治療方針を決定しております。内視鏡治療可能な早期胃癌については、消化器内科と外科で協力し、全身麻酔あるいは静脈麻酔での内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行しております。胃粘膜下腫瘍、GISTといった、胃の粘膜下層、筋層などに発生する腫瘤性疾患に対して、最新の超音波内視鏡を導入して正確な診断を心がけています。胃MALTリンパ腫についても各種ガイドラインに沿って除菌療法、放射線、化学療法を施行しております。
    消化管出血(出血性胃十二指腸潰瘍、静脈瘤破裂)については、救命センター開設とともに、毎日24時間緊急内視鏡を受け入れております。若年者の胃十二指腸潰瘍は明らかに減少しておりますが、抗血小板薬、抗凝固薬などを内服されている高齢者の方の消化管出血は増加しております。東京都内では夜間の消化管出血あるいは胆道系内視鏡治療に即対応できる医療施設が少ないため、都内各所からの搬送を受け入れております。
    検診二次検査の内視鏡についても、受診後なるべく早く内視鏡が施行できるように体制を整えております。病診連携も積極的にすすめており、かかりつけの先生からの内視鏡検査も多数ご依頼いただいております。

     

  3. 大腸疾患

    大腸癌、イレウス、急性虫垂炎、大腸ポリープ 潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群(IBS)、感染性腸炎、虚血性腸炎、腸結核、腸型ベーチェット病、大腸憩室症、蛋白漏出性胃腸症

     

    a.大腸疾患
    大腸のポリープや早期癌に対しては、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を行っています。また、血便等、下部消化管出血が疑われる場合でも上部消化管出血と同様に24時間体制で内視鏡的止血術を施行しています。また、大腸癌に対しては術後に外科と連携して標準療法である化学療法(FOLFIRI、FOLFOX)に加えて、分子標的療法の併用を行っております。
    近年、増加している炎症性腸疾患に対しては内科的緩解導入を目指しおります。まず、5ASA製剤(サラゾピリン、ペンタサ、アサコール)、ステロイドを中心とする標準療法を行い、それで困難な場合には潰瘍性大腸炎に対しては血球成分除去療法(CAP)や免疫調節剤であるタクロリムスを、クローン病に対しては生物学的製剤であるレミケードまたはヒュミラの投与を行っています(潰瘍性大腸炎に対してもレミケードの投与しております)。
    高齢の方で憩室を持っている患者さんが増えておりますが、さらに憩室炎を発症する方も多くなっております。当院では超音波で憩室周囲に軽度の炎症を認める軽症から中等症の憩室炎患者様に対しては、抗生剤の内服とスポーツドリンクのみ摂取可とした外来治療プロトコールで対応しております。

     

    b.小腸疾患
    原因不明の消化管出血に対する小腸の検査としてカプセル内視鏡が導入されており、24年7月からはクローン病を含む小腸疾患全般に適応拡大されております。カプセル内視鏡や小腸内視鏡の登場で小腸の検査が充実したことにより、小腸の病気が多く発見されております。小腸癌や小腸GISTなども診断後に手術が施行されております。これらは学会にも発表しております。
    当院では前述のカプセル内視鏡に加えて、熟練した医師による小腸造影検査が可能であり、必要に応じてバルーン小腸内視鏡の施行も可能です(緊急の場合は慶應義塾大学病院へ紹介も行っております)。

     

  4. 肝疾患

    急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝細胞癌、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アルコール性肝障害、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、薬剤性肝障害、肝膿瘍、伝染性単核球症

     

    肝炎とは、肝臓に炎症が起こること、すなわち肝臓にリンパ球をはじめとする炎症細胞が浸潤し、肝細胞に障害を起こすことです。症状としては、発熱、黄疸、全身倦怠感などが認められますが、肝炎の病型、原因によって様々であり、時には全く自覚症状を認めないこともあります。肝炎の原因は様々であり、ウイルス、アルコール、薬物、自己免疫性、脂肪性肝炎などがあげられます。
    近年、C型慢性肝炎に対する新規の抗ウイルス薬(テラプレビル)が開発され、PEG-IFNとリバビリンの治療に併用することにより、治療効果の向上が認められています。当院にても、1型高ウイルス量の難治例に対して、副作用が許す限り、この3者併用療を行っております。詳しい適応症例、副作用等については、外来にてご相談ください。
    また、慢性B型肝炎に対しても核酸アナログ製剤やインターフェロンによる抗ウイルス療法でHBV を減少させる治療を行っております。
    区や市・会社の健診などでお酒を飲まないのに、「超音波で脂肪肝と軽度の肝機能障害」と指摘される方は多いのではないでしょうか。以前は良性の疾患として放置されることもありましたが、近年の研究で、そのような患者さんの中に肝臓に炎症を伴い線維化が進行し肝硬変まで進展する方がいる事が分かってきています。健診などで脂肪肝や肝機能障害を指摘された場合、一度は外来を受診されご相談されることをおすすめ致します。
    肝臓は『眠れる臓器』と言われ、症状がなかなか現れにくいと言われています。肝臓病の診断・治療法もその原因によって異なりますので、まずは消化器内科外来にお問い合わせ下さい。
    また、当科では、外科及び放射線科とのカンファレンスを通じ肝細胞癌の診断から治療まで行っています。3科で相談の上で手術、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術から方針を決定します。ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術については当院消化器内科に入院の上で、熟練した放射線科の専門医が施行します。クリニカルパスを導入しており、ラジオ波焼灼術は5日間、肝動脈塞栓術は8日間と短期間の入院となっております。

     

  5. 胆・膵疾患

    急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、胆嚢結石•胆嚢炎、総胆管結石•胆管炎、胆嚢癌、胆管癌

     

    a.急性膵炎
    胆石性の膵炎に対しては速やかに内視鏡的逆行性胆管造影(ERCP)を行い、確定診断をしたあと胆管結石を除去する治療を行います。また、再発予防のため待機的に胆嚢摘出術をお勧めしています。アルコールや高脂血症が原因である場合は、膵炎の治療とともに食生活の改善指導を通じて再発予防を行います。
    重症膵炎は壊死性膵炎や臓器不全を伴うと死亡率が高く、外科的治療や血液浄化療法等の集中管理が必要となるため、外科医や透析医と連携を取りながら治療を進めます。慢性膵炎では、膵臓の内分泌・外分泌機能が低下している場合は投薬治療を行います。また、膵石による痛みがあり体外衝撃波による膵石粉砕術(ESWL)や内視鏡的膵管切石術(PDL)の適応の患者さんに対しては大学病院を御紹介しております。

     

    b.胆嚢結石・胆嚢炎
    症状のない胆嚢結石に関しては定期的な超音波検査と利胆剤の投与での経過観察をお勧めしています。胆石発作や胆嚢炎を合併する胆石症は、内科的治療と並行して胆嚢摘出術を検討します。
    黄疸、重篤な局所合併症(胆汁性腹膜炎、胆嚢周囲膿瘍、肝膿瘍)、胆嚢捻転症、気腫性胆嚢炎、壊疽性胆嚢炎、化膿性胆嚢炎のうちいずれかを認めるものは重症急性胆嚢炎であるため黄疸例や全身状態が不良な症例では一時的な胆嚢ドレナージ術を施行し炎症を治めます。とくに重篤な場合は全身状態の管理を十分に行い、消化器外科とも相談の上で速やかに胆嚢摘出術を行います。

     

    c.総胆管結石・胆管炎
    総胆管結石による胆管炎は敗血症を合併する確率が高く、膵炎と並んで全身管理の必要な病態です。高齢者に発症することが多いため、他疾患の合併症に注意しながら治療をおこなうことに留意しています。ERCP検査施行実績は年間約200例です。

     

    d.膵癌・胆道がん(胆嚢癌、胆管癌)
    外科的切除が困難な場合、化学療法を行います。また、膵癌・胆道癌では胆道狭窄に起因する黄疸や胆管炎を合併するため、内視鏡的または経皮経肝的に胆道ステントを留置する処置が必要になります。がんの治療は身体に関する問題や生活の支障をきたすことがあり、患者さんの環境やご要望を相談しながら治療および療養を進めていきます。

診療実績

1.入院患者数

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1,182 1,280 1,379 1,248 1,371 1,468 1,267

 

2.外来患者数

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
1日平均(人) 66.3 64.9 71.7 64.9 74.0 73.4 66.3

 

3.内視鏡検査数

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
上部消化管内視鏡 4,571 4,583 4,459 4,626 4,350 5,030 5,410 5,500
下部消化管内視鏡 1,668 1,898 2,003 2,148 2,149 2,294 2,675 2,881
ERCP・EST 96 177 206 207 250 220 242 328

 

4-1.処置内視鏡等(上部)

2013 2014 2015 2016 2017
EVL 25 29 39 40 42
EUS 41 44 76 100 115
EMR・ポリペクトミー 9 9 8 3
食道・胃ESD 44 41 41 42 50
止血術 96 180 211 286 155
PEG 27 36 36 36 41
異物除去 15 17 27 23 44
食道ステント 2 2
十二指腸ステント 14 4 4
バルーンブジ- 26 9 1 23 15
硬性ブジー 17 7 24 11 10
カプセル内視鏡 20 20 10 9 16

 

4-2.処置内視鏡等(下部)

2013 2014 2015 2016 2017
大腸ESD 14 19 20
EMR 545 668 881 997 854
止血術 55 38 50 112 119
大腸イレウスチューブ 26 5 6 10 13
大腸ステント 6 5 3 17 13

 

4-3. 処置内視鏡等(胆道)

2013 2014 2015 2016 2017
胆管メタリックステント 11 7 21 10
胆管プラスチックステント 75 66 86 86
ENBD 73
EST 82 74 73 94 110
FNA 11 13
PTCD 31 32 31 10
PTGBD 26 16 35 41

 

4-4.処置内視鏡等(肝臓)

2013 2014 2015 2016 2017
TAE 38 54 40 17
RFA 14 20 14 14

5.入院患者リスト

2014 2015 2016 2017
1 胆管結石・胆管炎 145 胆管結石・胆管炎 113 大腸ポリープ 141 大腸ポリープ 164
2 大腸ポリープ 81 大腸ポリープ 98 胆管結石・胆管炎 105 胆管結石・胆管炎 159
3 イレウス(腸閉塞) 73 イレウス(腸閉塞) 87 大腸憩室出血・憩室炎 85 大腸憩室出血・憩室炎 115
4 出血性消化性潰瘍 72 出血性消化性潰瘍 77 出血性消化性潰瘍 81 急性腸炎 98
5 大腸憩室出血・憩室炎 71 大腸癌 76 大腸癌 76 出血性消化性潰瘍 89
6 肝細胞癌 68 大腸憩室出血・憩室炎 75 イレウス(腸閉塞) 72 イレウス(腸閉塞) 66
7 肝硬変 50 肝細胞癌 75 肝細胞癌 53 胃癌 61
8 大腸癌 40 急性腸炎 59 肝硬変 44 大腸癌 51
9 胃癌 37 肝硬変 53 胆嚢結石・胆嚢炎 40 肝硬変 50
10 膵癌 37 胃癌 39 胃癌 40 肝細胞癌 47
11 虚血性腸炎 37 食道癌 30 膵癌 38 胆嚢結石•胆嚢炎 39
12 急性腸炎 30 急性膵炎 25 急性腸炎 38 膵癌 34
13 胆嚢結石・胆嚢炎 26 膵癌 23 食道癌 30 急性膵炎 32
14 急性膵炎 21 虚血性腸炎 19 虚血性腸炎 28 食道静脈瘤 26
15 胆嚢結石・胆嚢炎 19 急性膵炎 22 胆管癌 25

緊急処置に熟達しています

済生会中央病院内科は非常に多くの救急患者を積極的に受け入れているため、急性の腹痛、消化管出血の患者さんに対するスタッフの診療経験は豊富です。入院後早期に診断、処置を行います。ちなみに2011年の1年間に施行された上部消化管内視鏡検査は4,583件、下部消化管内視鏡検査は1,898件で、特に下部は3年前と比較して30%以上件数が増加しております。緊急内視鏡も約400件と著明に増加しており、そのうち消化管出血で内視鏡治療で止血がえられず外科的手術に移行した例はいずれも基盤に合併症を有する2例のみでした。 また、緊急胆道ドレナージを含めた胆道内視鏡も年間177件と著明に増加しております。

効率的な医療

治療費をできるだけかけずに有効な治療を行うことをめざしています。外来で行える処置、たとえば合併症のない大腸のポリープ切除、大腸憩室炎の治療などはできるだけ入院せずに行います。胃・十二指腸潰瘍からの出血処置、肝臓癌の治療などは1週間程度で退院できます。例えば総胆管結石の除去も多くの症例に対して行われていますが、胆石症に対する腹腔鏡下手術との組み合わせでより低侵襲な治療を心掛けております。必要な検査と投薬は行いますが、得られる情報が重複するような検査、作用機序が重複するような投薬は厳にいましめています。入院にかかるコストの低さと在院日数の短いことは全国トップレベルと自負しています。

先端医療

慢性肝疾患に対しては肝硬変への進展と肝発癌の抑制を目指して患者さんに応じてきめ細かい治療を行っています。さらに肝臓癌に対しては方針を相談の上、手術の他、熟練した放射線科の専門医がラジオ波焼灼術、動脈塞栓術を行っています。近年、増加している炎症性腸疾患には内科的緩解導入を目指して、潰瘍性大腸炎に対しては白血球除去療法や最新の薬であるタクロリムスを、クローン病に対してはレミケード及びヒュミラの投与を行っています。内視鏡下に早期の胃癌・大腸癌の切除を行ってますが、特に最近は3cm以上の大きな早期胃癌に対して内視鏡的粘膜剥離術(ESD)が積極的に行われて件数も増えております。原因不明の消化管出血に対する小腸の検査として、カプセル内視鏡が導入されております。

緩和ケア・地域医療連携

病状の進んだ癌の患者さんは時間をかけて診療を行います。本院にかかりつけの患者さんは、容態が変われば優先的に入院していただきます。入院のたびに主治医が変わることがないよう外来の主治医を定め、訪問看護師、外来看護師と協力して、患者さんの心理状態を含めた全身的ケアを心がけています。さらに緩和ケア科との連携のもと御家族も含めた精神的なケアに努めていきたいと思います。また、医療連携で多数の開業医(診療所)の先生方と協力体制にあり、在宅療養を希望される患者さんの対応も医療連携室を窓口として行っております。

IBD(炎症性腸疾患)外来について

  • 診療曜日、時間:第1・3水曜日 午後1時30分から。完全予約制です。
  • 場  所:内科外来
  • 担当医師:中澤 敦(消化器内科)

他院で炎症性腸疾患が疑われて紹介状をお持ちの方
以前、他院で炎症性腸疾患と診断されている方
難治性の下痢や血便を認めており、精査を希望の方

……保険診療で受診ください。

診察をご希望の方は、内科外来または病診連携室まで予約をお願い致します。

予約連絡先

03-3451-8211
内科外来(平日 午後2時00分~午後3時30分)

カプセル内視鏡検査について

カプセル内視鏡(実物大)
カプセル内視鏡(実物大)

21世紀になりカプセル型の内視鏡が開発され、これまで通常の内視鏡検査では観察が困難であった小腸(暗黒の臓器と云われてきました)の病気を診断することが可能となりました。2007年10月よりカプセル内視鏡検査が保険収載となり、当院でも改良型小腸用カプセル(Pillcam SB2)を導入しています。

上部・下部消化管内視鏡検査(胃カメラと大腸鏡)をおこなっても原因を特定できない消化管出血や鉄欠乏性貧血の患者さんが対象となります。
薬のカプセルよりも少し大きなカプセル内視鏡(長さ26mm、幅11mm)を飲んだのち、カプセルが消化管の動きによって進みながら、1秒間に2枚ずつ撮影していきます。7~8時間にわたり5万枚余りの画像を撮影し、腰に付けたレコーダーに記録します。これを後からコンピューターで動画として解析します。検査は外来でおこない、指示にしたがってお食事をとりながら、通常の日常生活と仕事が可能です。

食道・胃・大腸は十分に観察できません。組織検査や治療することはできません。

検査の詳細について十分な説明を受けていただく必要がありますので、消化器内科の外来を受診してご相談ください。

学術的業績

2016年度の研究業績をお示しします

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