附属乳児院

院長の挨拶

当乳児院では、約30名の3歳未満の子ども達が元気に生活しています。ボランティ アの皆さんをはじめ、病院の小児科医師、栄養士など多くの人々の協力を得て、保育士、看護師、臨床心理士達が子ども達の笑顔を守っています。

当院の歴史は古く1924年にさかのぼり、関東大震災後の震災孤児を救済したのが始まりで、その後、第二次世界大戦の戦災孤児や我が子を預けて働かなければならない母子家庭の児、生活苦のために捨てられた児を中心に養育してきました。ところが最近では、お預かりする子ども達の背景が一変しました。現在、入所児の半数以上が父母に虐待された児で、中には重い障害を負ってしまった児もいます。他には、母親の精神疾患のために養育ができなくなった家庭の児、望まない妊娠の結果遺棄された児など、現代社会の暗い部分を反映するような背景を持つ子ども達ばかりです。なんとも嘆かわしいことです。

当院では、そんな子ども達が心身ともに健やかに育ってくれるように、「ここにいる間は何の心配もいらないよ」と言ってあげられるように、職員が一丸となって努力しています。少子化が進む中、大切な宝である子ども達を守るのは勿論、社会に対しても乳児院の存在をアピールし、私達でなければ発信できないメッセージを伝えていきたいと考えています。

院長 韮澤眞理

看護師長の挨拶

乳児院に入所している子どもを見ていると、どの子も愛らしくギュッと抱きしめたくなります。どのような境遇でも子どもは子ども。子どもがそばにいるだけで大人は和むことができ、幸せな気分でいられます。それはきっと神様が子どもは1人では生きていけないため、周りのみんなから可愛がられて育つように仕向けたのかもしれません。私自身に孫ができ、『子どもは自分のお母さん・お父さん・お婆ちゃん・お爺ちゃん・おじさん・おばさんからいっぱいの愛情を注いでもらい育ててもらうことで自分が大きくなった時、自分の子どもや孫にそして周りの人間に愛情のお返しができるのだ』と感じています。そういう意味では乳児院の子どもたちは小さい時から集団生活の中で育っているので制約がありますが、職員だけでなく、ボランティアの方や地域の方などの協力を得ながらみんなで育てていければと考えています。

看護師長 竹内まつ江

ご寄付について

この場を借りて、当乳児院にご寄付を下さっている皆様に心より感謝申し上げます。
頂戴した様々な物品や寄付金は大切に使わせて頂いております。乳児院は措置費を主体に運営されていますが、より良い環境での養育を行うには、皆様からのご寄付に頼らざるを得ないのが現状です。
寄付金のお申し込みなどについては、直接、当乳児院お問い合わせください。(電話 03-3451-8211 内線3151)

寄付金についてのご報告

次の通りご報告いたします。
ご寄付有り難うございました。御礼申し上げます。

期間:平成26年1月~6月

  • サーモス株式会社様 126万6970円
  • アンカーシップインベストメント株式会社様 20万円
  • 根本香織 様 5万円
  • リーマ    様 3万円
  • 稲田 慶  様 1万円
  • 村上美輪子様 1万円
  • 北條良子  様 1万円
  • 山口哲弘  様 5千円

その他子どもたちが日頃使っている日用品を寄付して頂き有り難うございました。

  • ニッセイあいおい同和損保保管株式会社 様
  • サーモス株式会社 様
  • 花王株式会社 様
  • コンビ株式会社 様
  • ダッドウェイ株式会社 様

*皆様より頂きました寄付金でこれまでに購入した物品は以下のものです。大事に使わせて頂きます。

  • 鯉のぼり
  • お遊び用テーブル
  • 歩行器
  • おもちゃ(お絵かき先生・ゆび絵の知育・木のおもちゃ・ミニカーなど)

当院について

基本方針・理念
  1. 「済生の精神」に基づいた思いやりのある養育の提供を通じて社会に貢献します。
    (「済生の精神」とは、分け隔てなくあらゆる人々に医療・福祉の手を差しのべることです。)
  2. 愛着関係を大切にし、情緒豊かな子どもに育てます。
  3. 感動や成功体験を通し、自立心を養っていきます。
  4. 子どもの成長の喜びを保護者と共有し、親子関係を大切にしながら養育します。
  5. 乳児院職員として、向上心や探究心を持ち、人間性・専門性を高めていきます。
入所児数
定員35名
職員構成
院長 医師(兼) 事務 師長 看護師
1名 1名 1名 1名 8名
保育士 家庭支援専門相談員 臨床心理士 栄養士 調理師等
20名 1名 1名 1名 5名
里親支援専門相談員 合計
1名 41名

見取り図

見取り図

デイリープログラム

デイリープログラム 授乳 お遊び① お遊び② 夕食 小児科医回診 幼児就眠 昼食

行事

3月 ひなまつり大会 7月 七夕週間 9月 お月見週間 12月 クリスマス会
4月 お花見 8月 花火大会 10月 運動会 1月 初詣
5月 端午の節句 11月 七五三 2月 節分週間
【月1回】お誕生日会
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トピックス

秋篠宮殿下が平成25年9月10日、当院と同附属乳児院を視察されました。殿下は今年4月、済生会の第6代総裁に就任され、多忙な御公務の合間を縫い、初の済生会施設の御視察となりました。

殿下1

高木院長を先導役に病棟を御視察

当院は、明治天皇が生活困窮者を支援するため済生会を立ち上げられて以降、本会活動の拠点となっている施設です。先進的な医療技術を誇る一方、現在も約60床の「ホームレス病棟」を有し、恵まれない境遇の方々への医療支援を積極的に行っています。

秋篠宮殿下は、豊田章一郎会長らの出迎えを受けられ、高木誠院長の先導で病室やホームレス用の処置室等を御視察。高木院長の説明を受け、スタッフにもどのような患者さんが多いかなど質問をしていらっしゃいました。また殿下は、病院に隣接する同附属乳児院も御視察になりました。韮澤眞理院長の説明に熱心に耳を傾け、乳児室では子供をお抱きになり笑顔を向けていらっしゃいました。

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笑顔で乳児院を御視察される秋篠宮殿下

当院は2年後、創立100周年を迎え、新病棟建設や乳児院の建て替えなどが計画されています。(総務課)