整形外科(手の外科)からのお知らせ

掲載日:2016/02/02

【デュピュイトラン拘縮の“切らない”治療が始まりました】

デュピュイトラン拘縮(こうしゅく)注1)は、手掌腱膜(しゅしょうけんまく)注2)にコラーゲンが過剰に沈着することによって拘縮索(こうしゅくさく)注3)ができ、これが指関節をまたいで短くなってくるために手の指が徐々に伸ばしにくくなる病気です。主に薬指、小指に多く見られます。高齢男性や糖尿病の患者さんなどに多く見られることが報告されていますが、詳しい原因は分かっていません。

今までデュピュイトラン拘縮(こうしゅく)に対して有効であることが分かっている治療法は、国内においては手術のみでしたが、海外では5年前からザイヤフレックスという薬剤による治療が行われています。2015年より国内でも同薬剤が承認され、当院でも使用可能となっています。ザイヤフレックスを索状物(さくじょうぶつ)に直接注射することにより、コラーゲンを分解し拘縮(こうしゅく)を改善する作用があります。

ザイヤフレックスは日本手外科学会の専門医で、定められた講習を受講した医師のみが使用可能な薬剤となっており、当院の亀山医師は既に使用資格、および実績を有しております。同疾患でお悩みの方は、是非ご相談下さい。

注1)拘縮(こうしゅく):関節の動く範囲が狭くなった状態のこと。
注2)手掌腱膜(しゅしょうけんまく):手のひらの皮膚のすぐ下にある膜のこと。
注3)拘縮索(こうしゅくさく):拘縮(こうしゅく)の原因となっている索状物(さくじょうぶつ)のこと。

  • hand-1

    施行前

  • hand-2

    施行後