外科のご紹介

私たちは消化器、心臓血管、乳腺、肺の疾患に対する手術を中心とした治療を行っています。

当院外科は東京都心の医療圏を担う中核施設として、1915年の開院当初より100年以上にわたって機能し続けて来ました。いまや周辺には大学病院や大規模な総合病院、専門施設が多数ありますが、私たちは「済生の精神」に基づいた広く分け隔てのない医療、積極的な救急対応をモットーに着実に手術加療を行っており、歴史ある総合病院として安定した実績を誇っております。

2017年5月、待望の新主棟がオープンし、手術室は旧病院の7室より最新の機器を取り揃えた12室へと劇的に生まれ変わりました。外科医にとっても患者さんにとっても素晴らしい環境が整いましたが、今後もたゆまぬ努力で安全かつ高度な手術加療を提供し続けます。

高い専門性を持つ4つの診療科で外科領域の全身疾患をほぼ網羅しており、緊急時を含めてあらゆる病態に対処いたします。診療科間の横の繋がり、また内科など他科との連携が非常によいのも特長です。他に生活習慣病や慢性疾患をお持ちの方、ご高齢の患者様などの手術も安全に行っています。

東京都済生会中央病院 外科統括部長 原田裕久

各診療科のご案内

一般・消化器外科

胃癌・食道癌・大腸癌・肝臓癌・膵臓癌などの消化器がんに対する手術を軸に、胆石・虫垂炎・腹膜炎やヘルニアなど良性疾患に対しても幅広い外科治療を担当しています。腹膜炎や腹部外傷に対する緊急手術、腹腔鏡を用いた体に優しい手術、そして合併疾患を持った高リスクの患者様に対する手術を得意としております。また、心臓血管外科と協力しての末梢血管や腹腔内血管の手術も得意分野です。

心臓血管外科

心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症、胸部大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤などの治療を行っています。ハイブリッド手術室の完成とスタッフ医師数の増加に伴い、開胸外科手術もカテーテル血管内治療(ステントグラフトなど)も柔軟に治療ができるようになり両者とも手術数が増加傾向です。両者の治療法の各々の長所を活かしながら質の高い医療を目指しています。糖尿病や腎臓病を抱えた患者さんに対する心臓血管手術を多く手がけています

乳腺外科

当科の診療の中心は乳がんであり、最新の医療機器を用いて精度の高い診断に努めています。治療に関しては、個々の患者さんについて、放射線科、病理部、腫瘍内科と十分な検討を行い治療方針を決定し、最も適した乳がん治療を提供しています。当科の特徴としては、整容性を考慮した温存手術を得意としています。安心して受診してください。

呼吸器外科

呼吸器外科は幅広く肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、気胸など呼吸器外科領域全般の疾患を対象に診療にあたっています。その中でも特に力を入れているのは肺がんの治療です。がんセンター等のがん専門病院とは違う、我々の最大の特徴は関連各科との密な協力体制に基づく病院の総合力で勝負しているところです。

年次手術件数

  2014年 2015年 2016年
一般・消化器 632 665 621
心臓血管 303 425 546
乳腺 144 155 154
呼吸器 148 159 149
外科合計 1,227 1,404 1,470

外科を志す研修医と若手外科医へのメッセージ

当科サイトを訪れていただきありがとうございます。

外科医数の減少、人気の下落が伝えられて久しいですが、当院並びに関連施設の環境においては外科志望者が減る兆しは見えません。若い世代が興味を持って集まってくれることこそが明るい未来に直結していることは疑いもなく、そして私たちのやる気の源となっています。

当院外科の特長として、専門別の連携がきわめて良好であり常に情報交換がなされていることが挙げられます。当院にて外科医としての第一歩を踏み出したレジデントは、4診療科を履修するプログラムを組んで幅広くかつ専門的な技術と知識を身に付けることが可能です。また、専門医取得を目指す上でも効率よく多くの分野を履修することができます。

臨床面だけではなく、豊富な症例数に基づく臨床研究の経験、学会発表や論文執筆の機会も多く設けており、資金援助体制も確立しています。さらには、都心にある病院ならではの利点として速やかに最新の情報を得ることができ、新しく正確な知識や技術を吸収することが可能です。

外科に興味のある研修医の方々は、是非とも当科での研修をお勧めいたします。また、外科専門医を目指した修行の場としては理想的と言えます。

お問い合わせやご希望等、お気軽に外科統括部長の原田までお問い合わせ下さい。