臨床検査科

検査を受ける方へ

行動指針・認定資格

当科では、1名の管理医師と臨床検査技師の国家資格を有した57名の技師が検体検査や生理検査を行っています。また採血や感染制御チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病療養指導、内視鏡検査などのチーム医療にも参画しています。

行動指針

  1. 臨床検査に携わるプロフェッショナルとして責任ある行動を取り、精確で迅速な検査データを提供します。
  2. 全ての検査が患者さんの生命に直結していることを認識し、安全な検査の実施に努めます。
  3. 温かで親切な対応を実践します。

認定資格取得状況

当科では積極的に認定資格取得に取り組んでいます。

細胞検査士

3名

認定微生物検査技師

1名

認定輸血検査技師

1名

認定血液検査技師

1名






循環器領域

9名

消化器領域

7名

泌尿器領域

3名

産婦人科領域

2名

体表領域

4名

健診領域

1名

血管領域

3名

第一種消化器内視鏡技師

2名

日本糖尿病療養指導士

7名

認定臨床化学者

1名

感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)

1名

 (平成24年10月現在)

検査室紹介

臨床検査室

採血室

一日に350~450名の外来採血を最大6名の臨床検査技師で行い、採血待ち時間の短縮とともに安全な採血の実施を心掛けています。また外来診療開始時間に対応するため8時から開始しています。4ブロック受付にて診察券と受付票を提出して頂き、採血・採尿・外来心電図の受付を行い、採尿のある方には採尿コップを、採血のある方には整理券を渡します。採尿室で尿を採ったコップは、採尿室奥の提出口に置いてください。待ち合いの採血案内モニターには、原則として4ブロック受付順に採血呼出し番号が表示されます。採血時には採血管と整理券とのバーコード照合を行い、氏名を名乗っていただくことで本人確認を行っています。

  • 4ブロック受付

    4ブロック受付

  • 採尿コップと整理券

    採尿コップと整理券

  • 採尿室(奥より女性・男性・車イス用)

    採尿室(奥より女性⋅男性)

  • 採尿室(奥より女性・男性・車イス用)

    採尿室(車イス用)

  • 尿コップ提出口(採尿室奥)

    尿コップ提出口
    (採尿室奥)

  • 採血呼出し表示

    採血呼出し表示

  • 整理券との照合

    整理券との照合

  • 採血風景

    採血風景

止血のお願い

止血のお願い
採血後は血管の穴がふさがるまで時間がかかります。内出血や皮下血腫、再出血による衣類の汚染を防ぐため、5分以上採血部位をしっかり押さえて下さい。

そのほかの注意点は こちら『患者さんへ~採血を安全に行うために』 をご覧ください。 採血室内でもご覧いただけます。

負荷試験室

ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)と、尿素呼気試験(ヘリコバクター・ピロリ菌検査)を行っています。
検査を受ける際の注意点はそれぞれをクリックしてください。

臨床検査室

患者さんから採取された血液や尿、便などの検体を用いて、主治医から依頼された検査項目のうち一般検査、血液検査、免疫化学検査の分析を行っています。検査結果は患者さんの病気の診断や治療効果の評価などに活用されます。至急依頼の場合は4ブロック受付から結果報告まで1時間以内に行うよう努めています。
主な検査項目についてはこちら『検査の意味と基準範囲』をご参照ください。また小冊子『検査の豆知識』を患者さんへの配布資料として当院4番ブロック受付にて用意しております。

臨床検査室

臨床検査室

スタッフは採血室と合わせて約20名の臨床検査技師が携わり、17台の各種自動分析装置による検査や顕微鏡で血液細胞の数や尿中の細胞および結晶成分を数える検査など様々な検査を実施しています。検査結果の精度保証のため、外部精度管理として日本医師会および日本臨床衛生検査技師会の精度管理調査に参加しています。
その他糖尿病教育入院での『糖尿病の検査について』『血糖自己測定について』の講義や、入院患者さんを対象に血糖自己測定の個別指導も行っています。

生理検査室

生理検査室では、直接患者さんに接して行う超音波検査・心電図検査・トレッドミル運動負荷試験・ホルター心電図検査・肺機能検査・脳波検査・筋電図検査などを行っています。平成23年度から生理検査部門システムを導入し、院内のオーダリングシステムとの連携により臨床側への迅速かつ詳細な結果の提供が可能となりました。
その他、内視鏡検査室での内視鏡器具操作などの直接介助、耳鼻科外来での聴力検査、RI検査室での負荷検査の実施などもしています。

超音波検査

超音波検査は、身体に害や痛みを伴わない検査方法で超音波の周波数(探触子)を使い分け、乳腺・甲状腺など体の比較的浅い部分にあるものから心臓・肝臓・膵臓などの体の深い部分にある臓器や血液の流れを観察します。現在、心臓専用の装置が3台、腹部領域や体表、血管領域の装置が5台、計8台で検査を行っています。

超音波装置

心電図検査・マスター/トレッドミル運動負荷試験

心電図検査は、心臓が発する電気信号を読み取り波形にしたもので、不整脈の有無などを調べる検査です。また狭心症を調べる場合には踏み台を昇り降りして心臓に負荷を掛けるマスター負荷試験を行い、負荷前後の波形を比べます。さらに詳しい検査が必要な場合はベルトコンベアーの上を歩いて運動するトレッドミル運動負荷試験も行っています。

  • 運動負荷前心電図

    運動負荷前心電図

  • 負荷後心電図(矢印部分変化あり)

    負荷後心電図(矢印部分変化あり)

24時間ホルター心電図/24時間血圧心電図検査

一日の心電図を記録するための24時間ホルター心電図計は現在6台の装置、血圧も同時測定可能な24時間血圧心電図は2台で稼動しています。
24時間ホルター心電図検査では、小型かつ軽量で、比較的患者さんに負担の少ない機器を導入し、院内で解析を行っています。緊急度の高さや必要に応じて迅速に臨床側へ結果を提供するよう心掛けています。

  • 24時間ホルター心電図装着時

    24時間ホルター心電図装着時

  • 24時間ホルター心電図装置

    24時間ホルター心電図装置

血管伸展性検査(ABI・CAVI)

全身の動脈硬化の程度を簡易的に調べる検査です。腕と足首で血圧を測り、血管内を脈が伝わる速度などから全身の血管年齢や脚の動脈の狭窄度を調べます。

肺機能検査

肺機能検査では、肺の主な役割のうち、呼吸によって空気中の酸素を血液中に取り込むまでの過程を検査し、肺の容量(肺活量)を調べます。タバコなどが原因でおこるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や、肺気腫などが診断できます。

睡眠時ポリグラフィー検査

近年、眠りが浅く日中の眠気による交通事故などが報告され関心が高まっている『睡眠時無呼吸症候群(SAS)』の診断に有用な睡眠時ポリグラフィー検査を一泊二日の入院過程で行っています。体に様々なセンサーを取り付け、専用機器を用いて睡眠時の呼吸状態、体動や体内の酸素量などを測定し、解析を行っています。

細菌検査室

喀痰や尿・便・血液などから病原菌を検出し、病原菌に対して有効な抗菌薬を検査にて判定・報告しています。また、病院内での院内感染防止活動にも参加しています。

細菌検査とは?

人の体には、多くの細菌が存在しています。これらの細菌は常在菌と言われ、病気を引き起こすことは通常ありません。しかし、発熱時や喉の腫れ・傷口の化膿や食中毒での下痢などでは、常在菌とは異なる細菌が原因の場合があります。細菌検査では、それらの症状を起こしている細菌を検出し、どのような抗菌薬が効くのか検査しています。肺炎や気管支炎の場合なら『喀痰』、排尿時に痛みがある場合は『尿』、食中毒などによる下痢の場合は『便』、高熱で震えが起きているような場合は『血液』、などのようにそれぞれ症状によって検査材料が異なります。どのような検体でも以下のような手順で進めていきます。

細菌検査の手順

  1. 顕微鏡検査

    検査材料(喀痰や尿、便や膿など)をスライドガラスに塗り、細菌を顕微鏡で観察します。一般的に細菌の形は、球状(球菌)か棒状(桿菌)かの2種類に分けられます。顕微鏡で観察するために、『グラム染色』という染色を行います。グラム染色で細菌は、紫とピンクに染まります。菌の形(球状か棒状)と色(紫かピンク)でおおまかに菌種を推定することができます。

    • 写真左:喀痰のグラム染色、緑膿菌(ピンク色の棒状の菌)

      喀痰のグラム染色、緑膿菌(ピンク色の棒状の菌)

    • 写真右:傷口の膿のグラム染色、黄色ブドウ球菌(紫色の丸い菌)

      傷口の膿のグラム染色、
      黄色ブドウ球菌(紫色の丸い菌)

  2. 分離培養検査

    検査材料を寒天平板(培地)に塗り、一晩培養します。培地も様々な種類があり、目的に応じて使い分けます。翌日になると、培地に細菌が発育し集落(コロニー)を形成します。

    • 検査材料を寒天培地に塗っている様子

      検査材料を寒天培地に塗っている様子

    • 写真右:寒天培地に検査材料を広げている様子

      寒天培地に検査材料を広げている様子

    寒天培地上に発育したコロニー

    • 写真左:黄色ブドウ球菌

      黄色ブドウ球菌

    • 写真右:セラチア菌(赤紫)と肺炎桿菌(黄色)

      セラチア菌(赤紫)と肺炎桿菌(黄色)

  3. 同定・薬剤感受性試験

    寒天培地に発育した菌が何かを決める検査(同定)と、その菌に有効な薬剤を探す検査(薬剤感受性試験)を行います。 当検査室では自動機器を用いて検査を行っています。結果が出るまでに18時間から24時間かかります。

    • 写真左:菌をひろっているところ

      菌をひろっているところ

    • 写真右:自動機器のパネル

      自動機器のパネル

抗酸菌検査

主に、結核を疑う時に実施する細菌検査です。結核菌は、抗酸菌という特殊な細菌のグループに属しています。一般的な細菌とは異なり、培養に時間が掛かります。また、通常の染色では染まらないため『チールネルゼン染色』で検査しています。現在は、結核菌の遺伝子検査(LAMP法)による迅速検査も行っています。

  • 喀痰のチールネルゼン染色、赤い菌体が抗酸菌(結核菌)

    喀痰のチールネルゼン染色、
    赤い菌体が抗酸菌(結核菌)

  • 抗酸菌が発育した固形培地

    抗酸菌が発育した固形培地

院内感染防止活動への参加

  1. 感染コントロール委員会への参加

    月に一度のミーティングに参加し、勉強会の講師を行うこともあります。

  2. 週1回の病棟ラウンドへの参加

    毎週場所と時間を決めて、水周りやゴミの捨て方などをチェックしています。

  3. 耐性菌の検出状況の報告(週報)

    MRSA、緑膿菌などの検出状況を報告しています

  4. 保健所への基幹定点報告

    当院は基幹定点病院に指定されているため、週報、月報を保健所に提出しています。

緊急検査・輸血管理室

緊急検査室

24時間体制で急変や救急搬送など緊急性を要する患者さんの病態の把握や治療方針決定のため迅速かつ正確な結果報告を行っています。12台の分析装置により生化学検査(37項目)・血球検査・血液ガス検査・凝固線溶検査(5項目)・尿検査・細菌顕微鏡検査・髄液検査を行っています。

緊急検査室

輸血管理室

輸血は大量の出血によって循環血液量が減った場合や、貧血によって体の組織に酸素を運べなくなった場合などに施行されます。輸血管理室では血液型検査に加え、輸血時検査(交差適合試験)の実施、輸血製剤の保管管理を行っています。適合する血液製剤を輸血し重篤な副作用が生じないよう、常に細心の注意を払い検査を行っています。

輸血管理室

病理検査室

病理検査とは組織検査、細胞診検査、術中迅速組織・細胞診検査、病理解剖に分けられ、病理専門医と協力して業務を行っています。

組織検査

手術、内視鏡、外来などで患者さんから採取した組織を診断できるよう、病理医とともに病理標本作製を行い、診断の介助をしています。検査技師の業務は主に病理診断の標本の切り出しから染色までの工程に携わっています。

組織検体の作成から報告までの流れ

組織検体の作成から報告までの流れ

手術検体(肉眼像)

手術検体(肉眼像)

手術、内視鏡などで採取した検体は一晩ホルマリンで固定され、翌日病理検査室に届きます。まず切り出しの工程で診断の必要な部分を病理医または技師がよく切れるナイフで検体を切りわけます。

包埋したブロック

包埋したブロック

切り出しで切った組織片をカセットに入れ、自動固定包埋装置で多段階の工程に一晩かけパラフィンを浸透させ、手作業でブロックを作成(包埋)します。

実際に薄切を行っている様子

実際に薄切を行っている様子

これを薄切という工程でよく切れる大型のナイフでブロックを3~4µmの厚さのスライス(切片と言います)に切り、スライドガラスに貼り付けます。
この一連の作業の中で特に薄切は検査技師の技術力が問われ、重要な部分でもあります。

ヘマトキリン・エオジン染色をした後の肉眼像

ヘマトキリン・エオジン
染色をした後の肉眼像

染色した標本の顕微鏡像

染色した標本の顕微鏡像

その後、通常は自動染色装置を用いてヘマトキシリン・エオジン染色という染色を行い、顕微鏡で見られるように色をつけます。ヘマトキシリン・エオジン染色以外にも必要に応じて様々な特殊染色、免疫染色も用手法にて行っています。完成した標本は病理医に提出します。病理医が顕微鏡で観察して診断を行い、報告書を作成します。

細胞診

外来などで患者さまから採取した尿や喀痰あるいは乳腺等を細い針で刺して得られる細胞検体から標本を作製し、細胞の形態を顕微鏡で確認し、病気の有無を診断する検査です。

標本作成から診断までの流れ

細胞診には様々な検体が提出され、その検体に一番適した処理を行い、スライドガラスに塗抹しま す。翌日に一般的にパパニコロウ染色、ギムザ染色を行い、必要であれば特殊染色も行っています。細胞診は細胞検査士の資格を有する検査技師がすべての標本を顕微鏡ではじからはじまで観察してスクリーニングを行い、細胞診専門医が最終診断します。

  • 細胞を塗沫、処理を行う場所

    細胞を塗沫、処理を行う場所

  • 実際にスクリーニングしている様子

    実際にスクリーニングしている様子

術中迅速組織検査・細胞診検査

凍結切片を作成する
装置

手術中に手術の方針を決めるために行うのがこの検査です。手術室で摘出された臓器、胸水や腹水などが直ちに検査室に届けられ、20~30分で結果報告できるよう迅速に検査を行います。

術中迅速組織検査は手術中に提出された臓器から凍結切片を作成し病理医が診断、報告を行います。術中迅速細胞検査は検体から標本を作製し、細胞検査士と病理医が診断・報告を行います。

病理解剖(剖検)

亡くなられた患者様の病態、死亡の原因などを解明するために病理解剖をさせていただいております。解剖によって得られた情報は臨床へ還元され、医療の質の向上に貢献させていただいています。検査技師は執刀する病理医の介助をします。病理解剖は年間平均40例(亡くなられた患者さまの約15%)を行い、この数は一般病院ではとても多く、大学病院並みの件数です。病理医1名に対して検査技師1名が介助としてつき、業務を円滑に進められるよう努めております。

検査Q&A

採血 Q&A

Q: 採血室が混んでいるのは何時ぐらいですか?

A:8時~10時頃が混雑します。 曜日によっても異なりますが、休みの翌日・月・水・金曜日の午前中は混み合いますのでご承知おきください。

Q: 貧血ですが、採血しても貧血はひどくなりませんか?
血液を見ただけで倒れそうになっちゃいます。採血しても大丈夫でしょうか?

A: 検査に必要な採血量は、10ml程度です。この程度ですと貧血には影響しません。不安のある方はベッドに横になって採血することも可能です。お気軽にご相談ください。

Q: 採血した後、採血の場所が青くあざになってしまいました(内出血したようです)。どうすればよいのですか?

A: ご指摘のような内出血の場合、時間がたてば周囲の組織に吸収されます。内出血は採血後の止血(採血部位を5分以上押さえる)が不十分な場合に起こりやすい症状です。

Q: 採血をした日にお風呂に入っても平気ですか?

A: お入りいただいて特に問題ありません。

Q: 「次回は空腹時でお越しください」といわれたのですが、空腹時ってお腹のすいた時のことをいうのですか?

A: お腹のすいた時という意味ではなく、食後8~10時間経過した状態をいいます。この間、お菓子やあめ、スポーツドリンクなども検査値に影響しますので控えてください。お水やお茶は摂っても問題ありません。コーヒーもブラックでしたら差し支えありません。他の検査で水分制限がある場合はその指示に従ってください。

Q: よく採血するのですが、結構太い針を使っていますね。もっと細いほうが痛くないのでは?

A:痛みの強さは皮膚上にある痛みを感じる点(痛点)に関係しています。針が細くても強く痛みを感じる場合があります。また、あまり細い針を使うと、採血に時間がかかり血液が固まるなど検査が出来なくなる場合があります。

Q: いつも思うのですが、大量の血液を採って何本もの試験管に入れていますね。
なぜそんなに必要なのですか?一本の試験管では足りないのですか?

A:検査の目的や種類に応じて試験管の本数が変わります。それぞれ専用の試験管に血液を採取して、検査する必要があります。

尿検査 Q&A

Q:尿はどのくらい採ればいいですか?

A:紙コップの一番下の線(25mlぐらい)まであれば十分検査が出来ます。

Q:今、生理中です。尿検査をしても大丈夫ですか?

A:検査の受付時または診察のときに主治医に生理中であることをおっしゃってください。

Q:明日検診で尿検査があります。普段から肌荒れがひどく栄養サプリメントを飲んでいますが、普段通り飲んでいいですか?

A:栄養サプリメントにどのような成分が含まれているか不明ですが、もしビタミンCが含まれていると影響を受ける検査があります。尿検査をすることがわかっているのなら避けたほうが賢明です。

便検査 Q&A

Q:便秘で便が出ません。どうしたらよいのでしょうか?

A:水を多めに飲むなどすると出やすくなると言われていますが、どうしても採便できない場合は、主治医にご相談ください。

超音波検査 Q&A

Q:超音波って身体に害はないのですか?

A:超音波は何度検査をしても身体に害はありません。安心して検査をお受けください。

Q:食事を摂ってはいけないと言われるのはなぜですか?

A:食事をすると食べ物や空気が胃や腸内に残り、検査したい臓器が見えにくくなります。また、胆嚢は食事によりしぼんでしまい、検査が出来なくなります。

Q:なぜ、尿をためなくちゃいけないのですか?

A:膀胱・前立腺・子宮・卵巣を検査する場合は、腸の邪魔なガスを押しやるために、お水を飲んで頂き、尿がたくさんたまった状態で検査をします。

検査の予定時刻より早く尿がたまってしまったら、トイレに行かずに受付に声をかけて下さい。

24時間ホルター心電図・24時間血圧心電図検査 Q&A

Q:携帯電話やパソコンは使用できますか?

A:特に制限はありません。普段と同じようにご使用ください。ただ、携帯電話やパソコンの上に機械を置くと影響が出る恐れがありまので、ご注意ください。

Q:お酒は飲んでいいですか?

A:普段と同じように生活していただいてかまいません。

Q:食事や薬はいつもと同じように飲んでもいいですか?

A:普段と同じように生活していただいてかまいません。

Q:運動はしてもいいですか?

A:制限はありません。ただし、汗をかくと電極が外れやすくなるため電極が外れていないか確認してください。電極が外れてしまった場合は、汗を拭いたあとに絆創膏などで再度貼り付けてください。

Q:日記帳をなくしてしまったのですが、どうすればいいですか?

A:ご自宅にある紙に、時間と行動内容・自覚症状を記入してお持ちください。

Q:磁気治療器(磁気ネックレスなど)は使えますか?

A:磁気ネックレスは使用可能ですが、低周波治療器(電気で動くもの)の使用はお控ください。

検査の意味と基準範囲

検査の意味と基準範囲

種類


検査名

当院の
基準範囲

検査の意味

尿

尿

尿蛋白

(-)

腎機能障害で(+)になります。運動後やストレスなどでも(+)になることがあります。

尿糖

(-)

糖尿病、肥満、膵炎、肝硬変、腎機能障害で(+)になります。運動後やストレスなどで(+)になります。

ウロビリノーゲン

(±)
(-)は異常

肝臓の機能低下、胆道の病気で(+)になります。便秘でも(+)になることがあります。

尿潜血

(-)

腎・尿路系からの出血で(+)になります。運動後で(+)になることがあります。

ケトン体

(-)

血糖管理がうまくできていない糖尿病でも(+)になります。嘔吐・下痢でも(+)になることがあります。

尿


(
尿





)

尿蛋白や潜血に異常が認められれば、尿を遠心分離してその沈殿物の成分や数を顕微鏡で調べます。

赤血球

≦4/視野

腎・尿路系の出血

白血球

≦4/視野

腎・尿路系の感染症

上皮細胞

<1/視野

扁平上皮細胞:細菌感染、尿道炎、尿道結石で検出されます。(女性では正常でも見られます。)

移行上皮細胞:膀胱炎、結石、腎機能の低下などで検出されます。

尿細管上皮細胞:腎機能の低下、大量下痢、嘔吐などで検出されます。

円柱:尿蛋白量が多いと見られやすく、腎・尿細管の障害の程度が把握できます。

その他:細菌、原虫、結晶、塩類があるかどうかを調べます。


便

便ヒトヘモグロビン

(-)

便への血液混入を調べる検査です。大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎で(+)となります。痔などで出血しているときにも陽性になります。

血液




WBC
(白血球数)

3.5~8.5×103/µl

感染症や炎症などの診断に有用です。減少する病気もあります。

RBC
(赤血球数)

男:430~570×104/µl
女:370~490×104/µl

減少すると『貧血』、増加すると『多血症』が疑われます。

Hb
(ヘモグロビン)

男:13.5~17.0g/dl
女:11.5~15.0g/dl

Ht
(ヘマトクリット)

男:40.0~50.0%
女:35.0~45.0%

MCV

83~100fl

貧血の分類に用いられる赤血球の指数です。

MCH

28.0~34.0pg

MCHC

32.0~36.0%

PLT
(血小板数)

150.0~
350.0×103/µl

減少すると出血しやすく、増加すると血栓形成(血の塊ができる)の原因となります。

Fe(血清鉄)

49~212 µg/dl

鉄の代謝異常の指標です。低いと鉄欠乏性貧血が疑われます。

Ferritin
(フェリチン)

男:26.5~211.1ng/ml
女: 3.2~166.0ng/ml

いろいろな臓器に存在する鉄貯蔵タンパクで、鉄貯蔵量を反映します。




PT
(プロトロンビン時間)

時間

10.0~13.0秒

遺伝性の疾患や肝機能障害の診断に用いられます。ワーファリンなどの抗凝血薬療法の調節に必要です。

活性

70~140%

INR

0.80~1.20

APTT
(活性化部分トロンボプラスチン時間)

28.0~40.0秒

血栓症のヘパリン治療など、抗凝血薬療法の調節に必要です。


血沈
(1時間値)

2~10mm

体内の炎症・貧血などがあると上昇します。


TP
(総蛋白)

6.7~8.2g/dl

体に存在する多種類の蛋白質の総量です。
上昇⇒脱水や感染症など
低下⇒栄養失調、ネフローゼなど

ALB
(アルブミン)

3.9~5.2g/dl

肝臓で作られ、体内の蛋白質の約60%を占めます。
低下⇒肝障害、栄養失調、ネフローゼなど

CRP
(C反応性蛋白)

0.35mg/dl以下

炎症で上昇し、回復とともに減少します。



AST
(GOTとも云う)

10~35IU/l

肝疾患、心疾患の有力な指標です。
上昇⇒肝障害、心筋梗塞

ALT
(GPTとも云う)

5~40IU/l

肝臓や胆道疾患の有力な指標です。
上昇⇒肝疾患、脂肪肝、胆道疾患

LD
(乳酸脱水素酵素)

120~220IU/l

体内全ての臓器に存在し、細胞の変性や壊死により上昇します。
上昇⇒肝障害、心疾患、筋肉疾患、血液疾患、悪性腫瘍など

ALP
(アルカリフォスファターゼ)

100~320IU/l

胆汁うっ滞性肝疾患と骨疾患における骨細胞の活動の指標です。
上昇⇒肝・胆道疾患、胆汁うっ滞時、骨疾患、小児の成長期など

γ‐GT

男:10~90IU/l
女: 5~40IU/l

肝・胆道のスクリーニング検査です。特にアルコール性肝障害、薬剤性肝障害で上昇します。
上昇⇒肝・胆道疾患、飲酒習慣

T-BIL
(総ビリルビン)

0.4~1.3mg/dl

肝・胆道疾患や黄疸の鑑別に有用です。
上昇⇒肝硬変、胆管炎、溶血性疾患など


Amylase
(アミラーゼ)

37~111IU/l

膵液と唾液に多く含まれる消化酵素です。
上昇⇒膵炎、流行性耳下腺炎など

蓄尿


Ccr
(クレアチニン・クリアランス)

70ml/分以上

腎臓の機能を見ます。加齢と共に低下します。
軽度低下:71~90ml/分
中等度低下:51~70ml/分
高度低下:31~50ml/分

血液

UN
(尿素窒素)

8~20mg/dl

腎機能低下により高値となります。
上昇⇒腎障害、高蛋白食など  
低下⇒肝障害、妊娠など

CRE
(クレアチニン)

男:0.7~1.1mg/dl
女:0.4~0.8mg/dl

腎機能障害の程度をみる指標です。
上昇⇒種々の腎疾患

eGFR
(推算GFR値)

腎機能の程度をみる指標です。慢性腎臓病の病期分類にも用いられています。










病期

重症度 Stage

腎機能 GFR

G1

正常または高値

≧90

G2

正常または軽度低下

60~89

G3a

軽度~中等度低下

45~59

G3b

中等度~高度低下

30~44

G4

高度低下

15~29

G5

末期腎不全

<15

日本腎臓学会編「CKD診療ガイド2012」より

UA(尿酸)

3~7mg/dl

肉類やアルコールなどに多く含まれるプリン体の終末代謝産物です。
上昇⇒痛風、腎障害など



Na
(ナトリウム)

136~145mEq/l

体内での水分調節の割合を見ます。腎疾患やホルモンの異常、脱水などで変化します。

K(カリウム)

3.6~4.8mEq/l

Cl(クロール)

99~107mEq/l

Ca
(カルシウム)

8.5~10.2㎎/dl

心機能

CK
(クレアチンキナーゼ)

男:60~250 IU/l
女:50~170 IU/l

心筋や骨格筋などの組織・細胞の障害を反映します。
上昇⇒急性心筋梗塞、筋肉痛時、筋ジストロフィーなど

トロポニンT

0.1ng/ml以下

心臓の筋線維に含まれる蛋白質で、急性心筋梗塞発症時に上昇します。

BNP
(脳性ナトリウム利尿ペプチド)

20ng/ml以下

心臓の中でも全身に血液を送り出すポンプの役割をしている『左心室』に負荷がかかった時に上昇します。
上昇⇒心不全、高血圧、腎障害


T-CHO
(総コレステロール)

135~219mg/dl

体の中にある脂肪の一つ。
血管の強化、維持に重症な役割を果たしていますが、多すぎると動脈硬化など生活習慣病の原因となります。

HDL-C
(善玉コレステロール)

40~100mg/dl

血管にへばりついた余分なコレステロールを取り除きます。低下すると動脈硬化が進行します。

LDL-C
(悪玉コレステロール)

60~139mg/dl

動脈硬化性疾患の直接的な危険因子。
上昇すると動脈硬化の原因となります。

TG
(中性脂肪)

30~150mg/dl
(空腹時)

体の中にある脂肪の一つ。体の中で使われなくなったエネルギーが蓄えられたもの(皮下脂肪)の大部分。
血液中に多くなり過ぎると動脈硬化の原因となります。食後採血で高値となります。

血液



血糖

80~110mg/dl
(空腹時)

採血時の血液中のブドウ糖の濃度を示します。

HbA1c
(ヘモグロビンA1c)

4.4~5.9%
(NGSP値)
4.0~5.5%
(JDS値)

過去一ヶ月間の平均的な血糖値を反映し、長期間の血糖コントロールの指標として有用です。

2012年4月より国際標準化に伴いHbA1cの数値が変わりました。従来日本で使われてきたJDS値からおよそ0.4%高くなるNGSP値へ表記が変更されます。














評価

不可

不十分

不良

HbA1c(%)
(NGSP値)

6.2未満

6.2~
6.9未満

6.9~
7.4未満

7.4~
8.4未満

8.4以上

HbA1c(%)
( JDS値)

5.8未満

5.8~
6.5未満

6.5~
7.0未満

7.0~
8.0未満

8.0以上

空腹時血糖
(mg/dl)

80~
110未満

110~
130未満

130~160未満

160以上

食後2時間血糖
(mg/dl)

80~
140未満

140~
180未満

180~220未満

220以上

糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012-2013」より

GA
(グリコアルブミン)

12.0~16.4%

過去2週間の血糖コントロール状態を反映します。食後の影響を受けません。

IRI
(インスリン)

1.7~9.5µU/ml
(空腹時)

血糖を下げる唯一のホルモン。膵臓から分泌され、血糖が増えるタイミングに合わせて分泌されます。
上昇⇒肥満、2型糖尿病の一部、インスリノーマなど
低下⇒1型糖尿病、2型糖尿病、膵疾患など

蓄尿

CPR
(C-ペプチド)

18.3~124.4µg/日

24時間蓄尿中のC-ペプチド量をみることで食後・食前など生活リズムある中での一日のインスリン分泌量を推定することができます。

血液





FreeT3(FT3)

2.0~4.5pg/ml

甲状腺から分泌されるホルモン。主にエネルギー代謝の調整や自律神経をコントロールしています。

FreeT4(FT4)

0.7~1.8ng/ml

TSH

0.3~4.5µU/ml

甲状腺ホルモンの分泌を調整する脳から出されるホルモンです。

FT3上昇、FT4上昇、TSH低下:甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)

FT3低下、FT4低下、TSH上昇:甲状腺機能低下症(橋本病など)

血液






PSA

4.0ng/ml以下

前立腺肥大症や前立腺腫瘍で上昇します。

CEA

5.0ng/ml以下

大腸腫瘍や消化器系の腫瘍などで上昇します。また、喫煙や加齢により上昇します。

AFP

10ng/ml以下

肝細胞腫瘍や肝炎、肝硬変で上昇します。

PIVKA-II

40mAU/ml以下

CA19-9

37.0ng/ml以下

膵臓腫瘍や胆道系腫瘍で上昇します。また、糖尿病でも軽度上昇します。

CA125

35.0ng/ml以下

卵巣腫瘍や子宮体部腫瘍、子宮内膜症などで上昇します。また月経時や妊娠初期にも上昇します。

SCC

1.5ng/ml以下

子宮頚部癌や肺癌などで上昇します。

NSE

10.0ng/ml以下

肺癌や神経芽細胞腫などで上昇します。

CA15-3

25.0U/ml以下

乳癌などで上昇します。

血液





TP抗体

以前に感染したことがあれば陽性(+)、感染が無ければ陰性(-)

梅毒の検査です。

STS(RPR法)

HBs抗原

B型肝炎の検査です。B型肝炎に感染していないか、または過去にB型肝炎に感染したことはないかがわかります。

HBs抗体

HBc抗体

HCV抗体

C型肝炎の検査です。

HIV抗原・抗体

エイズの検査です。