平成27年度 東京都済生会中央病院 病院指標

平成27年度 東京都済生会中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
 
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 202 94 378 611 1050 1422 2414 2684 2019 450
平成27年度中に当院を退院した患者さん(※注1)の年齢を10歳刻みで集計しました。退院患者さんの年齢構成を調べた結果、その病院の特徴がある程度わかります。 当院は地域医療支援病院の認定を受けており、地域の基幹病院として幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しております。また、平成27年4月より、東京都がん診療連携拠点病院の認定を受けており、各診療科との連携を図り質の高いがん医療を提供できるように取り組んでおります。また、救命救急センターや特定集中治療室の高度な機能を有しています。そのため心筋梗塞をはじめとする循環器疾患や脳卒中などの緊急性の高い疾患の割合が高く60代以上の患者さんが多い傾向にあります。 ※注1…DPC/PDPS(診断群分類に基づく1日ごとの支払方式)の対象となった患者さんを集計しています。自賠責や自費診療などDPC/PDPSの対象とならない患者さんは含まれていません。また、入院された時点の年齢で集計しています。
 
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
040080X099X0XX 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術処置等2 なし 29 19.28 14.34 3.45% 65.79
010230XX99X00X てんかん 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 20.96 7.03 0.00% 53.38
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし 20 25.05 11.97 0.00% 66.70
平成27年度に総合診療科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 特定の臓器・疾患に限定せず、総合的な視点から患者さんのもつ問題点を整理、抽出し、患者さんのニーズに対応した医療を専門科と連携して提供しています。 また、当院は明治天皇の「明治天皇の生活に困り、医療・福祉を受けられない人々にも救いの手を差しのべるように」とういうお言葉から創設されました。その創立以来の「済生の精神」を引き継ぎ、生活困窮者支援事業に取り組んでおります。そのひとつに生活困窮者のための専用病棟を設けています。そのため、肺炎・てんかん・急性膿皮症等と様々な症例の入院が多くなっています。
 
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
060102XX99XXXX 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 81 6.44 7.91 1.23% 58.40
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 68 9.62 10.93 0.00% 72.54
060130XX99000X 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 50 4.96 7.38 0.00% 55.68
平成27年度に消化器内科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 地域医療機関からの紹介や救急外来にて診察後、内視鏡検査を必要とする場合、合併症のない大腸ポリープ、大腸憩室炎、食道・胃・十二指腸疾患の治療はできるだけ外来にて行っています。出血の危険性がある方、合併症の方は、短期の入院にて検査、切除手術を行っています。また、胆管結石・胆管炎疾患の患者さんも多く受け入れています。
 
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
040040XX9904XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 4あり 81 11.53 13.38 0.00% 65.37
040080X099X0XX 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術処置等2 なし 78 12.76 14.34 3.85% 69.06
040040XX9907XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 7あり 64 8.08 12.92 1.56% 67.16
平成27年度に呼吸器内科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 日本人の死因の第一位は癌であり、特に肺癌での死亡率は増加しております。外来にて積極的に検査を実施し、肺癌の診断率向上に取り組んでいます。手術可能な状態であれば呼吸器外科と連携をとり、手術不可な状態であれば、患者さんの意思を優先した上で化学療法など内科的治療を入院・外来で行っています。 また肺炎などの呼吸器疾患も当科で扱う疾患となっています。高齢化社会に伴い高齢者の重症肺炎も多くなっています。患者さんやご家族の意思を尊重し、治療方針を決定するよう心がけております。
 
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
010060X099030X 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 3あり 定義副傷病 なし 66 16.71 18.08 30.30% 69.35
010230XX99X00X てんかん 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 29 4.24 7.03 0.00% 50.24
010060X099000X 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 14.33 15.80 14.81 77.15
平成27年度に神経内科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 最も多い症例は、脳血管障害(脳卒中)のひとつでもある脳梗塞です。当科では脳血管障害急性期の診断・治療に力を入れており、脳血管内治療科・脳神経外科と連携をとり治療を行っています。また、てんかん/けいれん発作など急性疾患も多く受け入れています。
 
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
100070XXXXXXXX 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 305 12.46 15.35 0.66% 65.88
100040XXXXX00X 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 9.46 14.20 2.56% 66.97
100060XXXXXXXX 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 28 10.86 14.30 0.00% 64.32
平成27年度に糖尿病・内分泌内科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科では、患者さん一人一人にあった食事、運動、薬物療法などの教育入院プログラムを有しています。そのため生活習慣による2型糖尿病をはじめとする血糖コントロールが多く占めています。通常の外来診療に加え、1961年より糖尿病教育入院を始めており、体験的治療や家族を含めた指導を積極的に行っています。また糖尿病は腎・眼・神経など合併症が伴う疾患のため、各診療科や糖尿病療養指導看護師、管理栄養士、薬剤師等が連携し治療を行います。他にも1型糖尿病の患者さんも多く治療しており、糖尿病に精通したメディカルスタッフによる医療提供を行っています。
 
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 50 24.44 13.64 6.00% 61.82
110280XX99020X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 2あり 定義副傷病 なし 27 20.26 9.81 3.70% 61.96
110280XX99010X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 1あり 定義副傷病 なし 24 12.71 15.39 0.00% 61.96
平成27年度に腎臓内科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 腎不全および透析関連の入院患さんが多い傾向にあります。腎臓病の早期発見と治療、腎機能低下に対する治療、さらに透析導入ならびに導入後の管理を行っています。腎疾患患者さんは合併症が多いため、他科との連携により治療に当たっています。また腎不全の進行を抑制することを目的として栄養指導と薬剤指導も行っており、その一環として慢性腎臓病教育入院を実施しています。
 
血液・感染症内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
130030XX99X40X 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術処置等2 4あり 定義副傷病 なし 44 20.61 17.69 0.00% 64.80
130060XX97X00X 骨髄異形成症候群 手術あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 26 4.77 15.36 0.00% 71.77
130030XX97X40X 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術処置等2 4あり 定義副傷病 なし 23 39.57 36.93 8.70% 60.35
平成27年度に血液・感染症内科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 血液疾患全般、感染症、不明熱などの診療を行っており、最も多い疾患は悪性リンパ腫になります。また、急性白血病や骨髄異形成症候群の疾患も増えています。白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫等に対して独自の化学療法、支持療法を工夫し安全で有効な化学療法を実施しております。また、化学療法だけでは治癒困難と予測される適応患者さんには積極的に造血幹細胞移植を施行しています。
 
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
050050XX99100X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術処置等1 1あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 200 3.67 3.07 2.50% 67.53
050050XX0200XX 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術処置等1 なし、1,2あり 手術処置等2 なし 118 5.58 4.87 0.00% 70.43
050030XX97000X 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術処置等1 なし、1あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 10.75 13.26 1.89% 62.57
平成27年度に循環器科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 昭和54年(1979年)より、東京都CCUネットワークに加盟し、急性心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や、心不全、不整脈などの心臓救急に対応しています。当院に入院される患者さんの疾患としては、心筋梗塞、狭心症、心不全、不整脈が大多数であり、当院の特徴としては、糖尿病や慢性腎不全を合併している患者さんが多く、より重症となる症例を多く診療しています。虚血性心疾患の治療には、経皮的冠動脈インターベンションや開胸による冠動脈バイパス術がありますが、各手術の特性を鑑み、患者さんに最適な治療方針の決定のため、心臓血管外科と連携したチーム医療を行っています。他院からの急性期治療依頼にも積極的に受け入れ、緊急経皮的冠動脈インターベンション(PCI)に対応できる体制を整えています。また、がん専門病院と病病連携し、循環器診療のサポートを行っています。
 
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満)手術・処置等2なし 76 7.64 5.72 0.00% 2.20
040100xxxxx00x 喘息、手術・処置等2なし 副傷病無し 17 6.06 6.31 0.00% 2.53
030270xxxxxxx 上気道炎 16 5.56 4.83 0.00% 2.19
平成27年度に小児科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 小児科症例は、呼吸器疾患が多く患者さんの平均年齢も2歳ほどという小さなお子さんが罹っていることがわかります。特に肺炎・急性気管支炎が多くの症例数を占めています。次いで喘息、上気道炎、アレルギー疾患などがあがっていますが、小さなお子さんは免疫力が低いために繰り返し発症し入院する傾向にあります。
 
一般・消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
060150XX03XX0X 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 定義副傷病 なし 82 5.20 5.56 0.00% 38.45
060330XX02XXXX 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 38 6.34 6.96 0.00% 63.18
060335XX0200XX 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 36 7.19 7.84 0.00% 61.00
平成27年度に一般・消化器外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科では、消化器領域(胃、食道、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓)の良性および悪性疾患や、成人ヘルニアなどの良性疾患など、一般消化器外科の領域で行われるあらゆる診療に対応しています。24時間体制で救急患者さんを受け入れ、緊急手術に対応し、地域医療の貢献に努めています。また、平成5年に腹腔鏡下胆嚢摘出術を導入し、消化器癌にも腹腔鏡下手術を取り入れ、約4割を腹腔鏡下で行っています。虫垂炎切除術も腹腔鏡下での手術が増えています。また、内視鏡・腹腔鏡合同胃切除術などの新しい腹腔鏡下手術にも積極的に取り組み腹腔鏡下手術の術式拡大に取り組んでいます。
 
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
040040XX97X0XX 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術処置等2 なし 72 9.57 13.03 0.00% 68.75
040200XX01X00X 気胸 肺切除術等 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 5.63 9.68 0.00% 29.37
040200XX99X00X 気胸 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 4.58 8.28 0.00% 38.67
平成27年度に呼吸器外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 呼吸器外科では肺癌に対する胸腔鏡下悪性腫瘍手術件数は大学病院を含めても都内有数の実績があります。患者さんの負担が少なく、術後回復が早く低侵襲性の胸腔鏡下での手術を積極的に取り組んでいます。また総合病院の中にある呼吸器外科として合併症による手術困難な患者さんにも対応しています。次いで気胸は若年の男性に突発的に起こりやすい疾患となっています。自然気胸原因とされる肺嚢胞目的とした切除も行っています。胸腔鏡下で施行することにより早期の退院が可能となり在院日数も短縮傾向にあります。
 
心臓血管外科・血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
050163XX03X0XX 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術処置等2 なし 15 9.47 13.19 0.00% 76.53
050170XX03000X 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術処置等1 なし、1あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 4.67 5.99 0.00% 72.58
050050XX0100XX 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 10 24.10 19.89 0.00% 70.10
平成27年度に心臓血管外科・血管外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 成人心臓疾患、大血管疾患のすべてを対象に診療を行っています。狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の開胸手術目的入院が多数を占めていますが、弁膜症専門外来を設置し、潜在的弁膜症患者さんの治療にも力を入れているため、弁膜症手術目的での入院も増えています。さらに当科では、血管外科と連携し、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤に対してカテーテル治療(ステントグラフト内挿術)も取り入れ、高齢の患者さんにもより低侵襲な治療を提供しています。また、末梢循環障害などの末梢血管内治療(PTA)も積極的に取り組んでおり入院症例も増加しています。透析内シャント設置術や透析シャント機能不全に対しては近隣病院と病病連携を図り治療に努めています。
 
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
010040X101X1XX 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 脳血管内手術+脳動静脈奇形摘出術等 手術処置等2 あり 12 47.58 42.35 75.00% 57.92
160100XX97X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 9.92 10.02 8.33% 79.50
010050XX02X00X 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 13.18 11.91 9.09% 80.09
平成27年度に脳神経外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科で扱う疾患には、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血などの脳卒中・脳血管障害があります。平成18年6月には、脳卒中センターを開設し、緊急手術などの対応も可能となりました。そのため、緊急性が高い硬膜下血腫、くも膜下出血などの脳内出血に関する疾患の治療件数が多くなっています。また、脳梗塞については、発症4.5時間以内の急性期治療としてt-PAを用いた血栓溶解療法を平日は毎日、夜間・休日も脳卒中専門医による当直体制のもと実施しています。脳腫瘍については、原発性脳腫瘍や転移性脳腫瘍などで入院や手術が必要な患者さんの治療を行っています。神経膠腫と呼ばれる悪性腫瘍や転移性脳腫瘍の場合には、摘出後に放射線治療や化学療法を併用しています。
 
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
07040XXX01XX0X 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 定義副傷病 なし 79 26.34 24.95 13.92% 64.96
160800XX01XXXX 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 78 40.59 28.70 46.15% 81.58
070343XX99X20X 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術処置等2 2あり 定義副傷病 なし 69 3.91 6.70 0.00% 71.99
平成27年度に整形外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科は、幅広く整形外科領域の治療を行っていますが、特に、脊椎・脊髄外科、手の外科、肩・股・膝関節の外科の専門家を擁し、最新の医療技術による治療を行っています。下肢、特に股関節に関する疾患では、人工股関節手術において様々な技術的な改良を行い、術後の歩行状態改善などにつながる治療を行っています。脊椎領域では、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、変形性側弯症などに対し、除圧や固定術などを行っています。また、内視鏡を用いた術式など、低侵襲な手術も積極的に取り入れています。手の外科においては、腱鞘炎、ばね指、手根管症候群、ガングリオンなどに対して治療を行っています。手術は、できる限り低侵襲な方法により、短期間による入院治療が可能となっています。
 
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
11012XXX040X0X 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術処置等1 なし 定義副傷病 なし 73 1.85 2.89 0.00% 50.58
110070XX0200XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 68 6.90 7.59 0.00% 71.01
110080XX01X0XX 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術処置等2 なし 22 16.32 14.03 4.55% 66.82
平成27年度に泌尿器科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科は、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、男性生殖器(前立腺、精巣、陰茎)、副腎(ホルモンを出す臓器)に関わる疾患について診療を行っており、薬物療法に代表される保存的治療と、内視鏡手術を含めた外科的治療を行っています。尿路結石症では、主に衝撃波結石破砕装置を用いて石を砕く手術を1泊2日の入院で行っています。効果が不十分な場合には内視鏡下に手術を行います。がん治療にも積極的に取り組んでおり、前立腺癌、膀胱癌、腎細胞癌など泌尿器系のがん全般の治療を行っています。手術と共に、必要に応じて放射線治療、抗癌剤治療も併用します。また、前立腺肥大症、骨盤臓器脱、腹圧性尿失禁などの治療も行っており、これらの疾患では従来の術式に比べてより侵襲の少ない術式を取り入れています。
 
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
120060XX02XXXX 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 95 7.57 6.34 0.00% 41.47
120070XX02XXXX 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 51 7.33 6.50 0.00% 39.10
120090XX97XXXX 生殖器脱出症 手術あり 25 8.24 9.53 0.00% 70.88
平成27年度に婦人科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当院婦人科は、婦人科全般を対象とした診断、治療を行っています。症例は子宮の良性腫瘍、卵巣嚢腫などの女性特有疾患の手術を多く行っています。そして手術は患者さんの負担減らす低侵襲を目的とした内視鏡下手術(腹腔鏡)に力を入れています。また高齢化に伴い増加傾向にある骨盤臓器脱や若年に見られる脱の術後再発への手術にも実績があります。他にも子宮内膜症、子宮頚部異形成なども積極的に治療に取り組んでいます。
 
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
020180XX97X0X0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術処置等2 なし 重症度等 片眼 20 9.70 8.62 0.00% 55.10
020160XX97XXX0 網膜剥離 手術あり 重症度等 片眼 11.08
020220XX97XXX0 緑内障 手術あり 重症度等 片眼 9.57
平成27年度に眼科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 眼科では糖尿病眼合併症に対する治療に力をいれています。糖尿病はさまざまな合併症が伴い、その一つである糖尿病性網膜症は、治療を進めずにいると失明20%を占める危険な病気です。そのため糖尿病性網膜症に対する手術症例を多く行っています。そして全身疾患をもつ患者さんに対し、院内の診療科と連携をとった円滑な治療を行っています。他にも網膜剥離、緑内障などの症例も積極的に治療を行っています。
 
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
030230XXXXXXXX 扁桃、アデノイドの慢性疾患 47 6.21 8.20 0.00% 25.28
030350XXXXXXXX 慢性副鼻腔炎 41 6.12 7.76 0.00% 52.00
030428XXXXXXXX 突発性難聴 22 7.59 9.60 0.00% 52.86
平成27年度に耳鼻咽喉科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科は、新生児から超高齢者まで、耳鼻咽喉疾患について幅広い診療を行っています。喉の疾患が最も多くなっていますが、喉頭電子スコ-プ、喉頭ストロボスコ-プなどを用いて診療を行っています。手術は、口蓋扁桃摘出術、喉頭マイクロサージャリーを行っています。鼻の疾患では、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術(ESS)や睡眠時無呼吸に対する鼻中隔矯正術が行われており、6~8日の入院で治療を行います。耳の疾患では、真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎に対し、鼓室形成術を行っています。また、難聴については、突発性難聴、低音障害型急性感音難聴を数多く治療しています。耳音響放射やABRによる乳幼児難聴の診断も行っています。悪性腫瘍の治療では、頭頸部悪性腫瘍の手術および放射線・化学療法を行っており、標準的治療を行うよう心がけています。甲状腺・唾液腺のほか喉頭および上・中・下咽頭の症例が多いです。喉頭・咽頭悪性腫瘍では放射線治療を中心にプランニングを行っていますが、レーザー治療も積極的に用いています。原発巣に対する根治手術と再建が必要な例では形成外科などとのチーム医療を行っています。
 
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし 28 8.50 11.97 0.00% 55.61
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 22 7.32 8.97 0.00% 65.36
080007XX010XXX 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術処置等1 なし 12 2.75 4.38 0.00% 54.00
平成27年度に皮膚科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 幅広い皮膚疾患の治療を行っていますが、入院治療においては急性膿皮症(主に蜂窩織炎)が最も多く、それに帯状疱疹が続いています。皮膚腫瘍については、良性・悪性双方の治療を行っていますが、的確な臨床病理診断のもとで、症例に応じて液体窒素、炭酸ガスレーザー、外科手術や化学療法及び放射線療法を選択しています。また、この他にも、褥瘡、熱傷、脱毛症、肝斑などの皮膚疾患の治療にも対応しています。
 
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
020230XX97X0XX 眼瞼下垂 手術あり 手術処置等2 なし 13 4.15 3.54 0.00% 70.77
070010XX010X0X 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術処置等1 なし 定義副傷病 なし 10 7.70 6.14 0.00% 50.40
160200XX0200XX 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 5.86
平成27年度に形成外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 形成外科では眼瞼下垂、皮膚、骨軟部腫瘍(母斑・脂肪腫・リンパ管腫瘍・血管腫等)良性腫瘍に対する腫瘍摘出術などを主な症例として行っています。また当院は平成24年12月より救命救急センターに指定されており、地域の救急医療を支える病院として外傷の患者さんも多く受け入れています。当科では救急科と連携し、顔面損傷、顔面骨骨折などの疾患に対しても手術も積極的に取り組んでいます。他にも乳腺外科と連携した乳癌手術と再建を同時に実施する手術にも取り組んでいます。
 
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
090010XX03X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術処置等2 なし 57 6.79 6.79 0.00% 53.77
090010XX02X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術処置等2 なし 46 12.00 10.37 0.00% 64.74
090010XX01X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術処置等2 なし 22 10.91 11.63 0.00% 59.36
平成27年度に乳腺外科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当院は乳癌専門施設の認定を受け、乳腺専門医が精度の高い診断、手術治療に努めています。現在、乳癌は女性が最も罹りやすいがんとなっております。患者さんの病期、背景等によって治療法は異なります。そのため当科では手術・化学療法などの適切な治療、術後のフォローまでしっかりとさせていただいています。特に早期癌に対し乳房温存療法、センチネルリンパ節生検を積極的に取り組んでます。またご高齢の方、合併症(心血管系・糖尿病)をお持ちの患者さんには、全診療科の総合力を生かして治療を行っています。
 
救急診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢
160100XX99X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 7.00 7.52 0.00 55.63
161070XXXXX00X 薬物中毒(その他の中毒) 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 3.94 3.58 0.00 32.81
180010X0XXX3XX 敗血症(1歳以上) 手術処置等2 3あり 15 24.67 40.74 6.67% 69.80
平成27年度に救急診療科で退院した患者さんの、DPC14桁分類で症例数上位3症例について、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。 当院は、厚生労働省および東京都指定の三次救急医療機関である「救命救急センター」であり、二次救急体制では対応できない生命危機に瀕する患者さんを24時間体制で診療しています。疾患は、内科系から外科系まで幅広く緊急性の高い疾患の治療に対応しています。具体的には、外傷による頭蓋・頭蓋内損傷、過量服薬による急性薬物中毒、敗血症などです。手術が必要な場合には、土曜・日曜、夜間を問わず、麻酔医の監督のもと、すぐに緊急手術が行える体制を整えています。
 
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類 基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 43 15 19 9 48 20 1 7
大腸癌 16 30 31 12 80 10 1 7
乳癌 50 45 17 18 1 7
肺癌 63 13 91 105 111 52 1 7
肝癌 19 52 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本で現在最も罹患数の多い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)の病期(ステージ)ごとの症例数を集計しました。病期分類は、がんがどれくらい進行しているかを分類するもので、Stage0からStageⅣまであり、StageⅣが最も進行していることになります。なお、再発がんは症例数のみを別に集計しています。がんの症例数をみることで、その病院がどの程度がん治療やケアに積極的に取り組んでいるのかを知ることができます。また、病期分類をみることでその病院がどれくらい幅の広い診療を行っているかを知ることができます。当院は、東京都がん診療拠点病院として質の高いがん医療を提供するために、多部門・多職種が連携し、様々な取り組みをおこなっています。専門的がん医療の提供、緩和ケアの提供、セカンドオピニオンの実施の他、がん患者さんやそのご家族が安心して治療を受けられるよう相談支援及び情報提供を行っています。消化器内科、消化器一般外科では、5大がんのうち、胃がん、大腸がん、肝がんに対応しております。検査から手術に至るまで、消化器内科、消化器外科で連携し、早期大腸がんに対する内視鏡的治療(粘膜切除術)、腹腔鏡を用いた大腸切除術、さらに進行がんに対する拡大手術(肝転移・肺転移に対する切除術など)まで、全ての外科治療に対応し積極的に行っています。さらには、腫瘍内科(抗癌剤治療)、放射線科(放射線治療)、病理科、薬剤部など各専門家によるカンファレンス(キャンサーボード)を行い、迅速かつ最適な治療を目指しチーム医療を行っています。また、近隣の専門病院との連携協定を結び、さらにがん診療拠点病院として地域医療に貢献してまいります。乳がん定期健診マンモグラフィーの普及や自己検診の啓蒙によって早期発見される症例も増えており、当院でも、StageⅠ、Ⅱの病期が大半を占める状況となっています。当院では、乳房温存手術(センチネルリンパ節生検を含む)を積極的に行っています。原発性肺がんは、診断時にはすでに進行例が多いがんで、当院でもStageⅣの病期が最も多くなっています。当院では、早くより肺がんに対する完全胸腔鏡下肺葉切除術を取り入れており、患者さんの身体的ダメージが少ない低侵襲の治療法で効果を上げております。
 
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均 在院日数 平均年齢
重症度 0 22 9.86 56.14
重症度 1 51 12.55 76.76
重症度 2 29 17.97 81.52
重症度 3 16 18.19 83.44
重症度 4
重症度 5
不明
肺炎は肺実質におこる感染性炎症で、市中肺炎と院内肺炎があります。そのうち成人におきた市中肺炎を、重症度別に集計しました。市中肺炎とは、通常の社会生活を送っている中で発症した肺炎です。通常はインフルエンザ等のウイルスによるものも含みますが、本指標では除外します。重症度分類はA-DROP法にて分類しており、0が軽症、1~2が中等症、3が重症、4~5が超重症となります。本指標で、どのくらい重い症状の肺炎患者さんを診療しているかを知ることができます。当院の呼吸器内科では、肺気腫などの慢性呼吸器疾患や重症喘息の治療・受け入れを積極的に行っています。当院で退院された肺炎患者さんの平均年齢をみても、やはり高齢者の肺炎が多くを占めていることがわかります。高齢で慢性呼吸器疾患などの合併症を有する肺炎は重症化の危険性も高く、適切な抗生剤投与や酸素投与の支持療法など重症管理が重要となります。また長期臥床に伴う体力低下を防ぐため、リハビリテーション科とも連携し呼吸器リハビリテーションの早期介入を図っています。
 
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 25 5.24 65.64 4.00%
その他
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内
その他
I63$ 脳梗塞 3日以内 151 24.24 72.23 29.80%
その他 52 11.79 71.54 13.46%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内
その他
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内
その他
平成27年度退院患者さんのうち、医療資源を最も投入した傷病名が脳血管疾患の患者さんを対象として、その発症から入院までの日数を、3日以内とその他に分け、それぞれの患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。当院は、平成18年より脳卒中センターを設置し、24時間体制で救急患者受け入れ、神経内科、脳神経外科、脳血管内治療科、救急科の各科専門医で連携し、検査・診断、tPA療法(急性期血栓溶解療法)、手術治療や血管内治療などに関してその適応を検討し、最適の治療方法を迅速に行っています。平成21年3月に東京都脳卒中急性期医療機関の認定をうけ、急性期脳梗塞の診断・治療を担う病院として、脳卒中ハイケアユニット(SU)を備え、各科専門医のほか、リハビリテーション料、医療連携(MSW)、薬剤師が一丸となったチーム医療により、高度専門治療、超早期リハビリテーションの積極的推進、地域医療機関やリハビリ病院へ転医に向けての連携強化など、段階的かつ切れ目のない脳卒中診療を行っています。 【※脳卒中とは…脳の血管が急に詰まったり破れたりして脳に障害から様々な症状を発症します。脳卒中には、くも膜下出血、脳出血と呼ばれる血管が破れるもの(出血性脳卒中)と、脳梗塞と呼ばれる詰まるもの(虚血性脳卒中)に大きく分かれ、それぞれで治療の方針は異なります。】 【ICD10とは…疾病及び関連保健問題の国際的な統計基準として、様々な疾病を分類するための疾病分類で、異なる國や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した分類である。正式名称は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems」で「ICD」と略され、最新の分類は、第10回目の改定版として採択されたもので「国際疾病分類第10版」(ICD-10)と呼ばれている。】
 
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
 
総合診療科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K654 内視鏡的消化管止血術 11 10.27 24.55 9.09% 62.18
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満)
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術
平成27年度に総合診療科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 様々な入院症例が多く、また、緊急に患者さんが入院することから、「内視鏡的消化管止血術」・「内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術」、他には胃・食道静脈瘤に対しての内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術を多く行っています。診断結果により専門科と連携を取り幅広い診療に当てっております。
 
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 104 1.74 1.69 0.00% 69.83
K654 内視鏡的消化管止血術 68 1.84 13.68 8.82% 69.62
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 46 2.20 12.61 2.17% 73.50
平成27年度に消化器内科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 最も多い手術症例は内視鏡的結腸ポリープ切除です。ポリープの大きさ、合併症の有無、患者のさんの状態に合わせて外来または入院で切除します。次に多いのは内視鏡的消化管止血術です。消化管出血による吐下血を緊急時にも対応できるよう体制を整えております。また、膵胆道系疾患による胆道閉塞などに対する内視鏡的胆道ステント留置術も多く行われています。腹腔鏡下手術により体への負担の少ない治療を心掛けています。
 
糖尿病・内分泌内科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 16 4.50 2.50 0.00% 70.75
K721-21 内視鏡的大腸ポリープ切除術(長径2センチメートル未満)
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術
平成27年度に糖尿病・内分泌内科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 糖尿病内科では、糖尿病の重大な合併症でもある循環不全による糖尿病性足潰瘍に対して血管拡張術、血栓除去術などを施行しています。糖尿病性足潰瘍は、一度発症すると治癒が難しく、再発率が高い疾患です。血流障害により潰瘍になってしまうこと、傷が治りづらく治癒が遅れてしまうことが大きな要因とされています。当院ではフットケア外来があり、潰瘍を発症させないために早期発見、発生させない予防を行っています。また全身疾患がある患者さんには、院内複数の診療科が専門の力で連携し安全な治療を行っています。
 
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 40 12.95 16.43 10.00% 66.20
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 11 7.82 13.00 0.00% 64.18
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 11 4.91 16.45 0.00% 58.00
平成27年度に腎臓内科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 血液透析を行うために必要な、透析アクセスの造設(内シャント設置術)が最も多く行われております。続いて、透析アクセス障害に対し、「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」や腹膜透析を行うための「連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹膜内留置術」が多く行われています。透析導入後は患者さんの希望、生活環境などから適切な治療法を選択をし、通院透析も行なっています。
 
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 131 3.42 4.32 2.29% 71.76
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 47 2.34 7.28 0.00% 74.28
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 44 0.02 14.09 9.09% 60.93
平成27年度に循環器科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 昭和54年(1979年)より、東京都CCUネットワークに加盟し、急性心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や、心不全、不整脈などの心臓救急に対応しております。特に急性心筋梗塞に対する緊急経皮的冠動脈インターベンションは、24時間365日対応可能な体制を整えています。手術件数では、急性心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患の検査・診断(心臓カテーテル検査)、治療(経皮的冠動脈インターベンション)が大多数を占めています。特に、急性心筋梗塞は冠動脈に急激な狭窄や閉塞がおきて心臓の筋肉に血液が送られなくなり、心臓の筋肉が壊死する病気で、治療のガイドラインでは、病院到着より血液の再潅流までの時間が90分以下とされています。このため、一刻も早く検査治療が始められるかが重要となるため、救急外来やカテーテル治療室で連携を図り、看護師、検査技師なども含めたチーム医療で迅速な対応・治療に努めています。そのほか、高齢化もあり、心房細動などの不整脈疾患も増加しており、当科でも永久型ペースメーカー植え込みや植え込み型除細動器(ICD)の導入も積極的に実施しており、術後も「ペースメーカー外来」や「ICD外来」で定期的な診療を行っています。ほかに頻脈性不整脈に対する治療で、カテーテル心筋焼灼術があります。これは心臓電気生理検査で不整脈の原因となる心臓内部の電気活動を正確に把握し、専用の心筋焼灼用カテーテルを挿入し高周波電流で異常部分を焼灼する治療で、当科でも積極的に取り組んでいます。血管外科・血管内治療医とともにチーム診療を行い、末梢循環障害(閉塞性動脈硬化症)などに対して末梢血管手術(PTA)にも力を入れています。
一般・消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 94 1.22 2.65 0.00% 66.72
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 82 1.67 5.56 0.00% 62.28
K7181 虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 49 0.24 3.88 0.00% 40.12
平成27年度に一般・消化器外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 一般・消化器外科の領域(食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆道・膵臓)で行われる診療に対応しております(移植医療などは除く)。また、慢性疾患や合併症の患者さんも、糖尿病内分泌科、腎臓内科、循環器科、呼吸器科などの他診療科と緊密に連携し、術前から術後までの全身管理を行っています。24時間体制で救急患者さんの受け入れ、緊急検査や緊急手術にも対応しています。このため、緊急手術の症例となる虫垂炎切除術が多くなっています。その他の緊急手術症例としては、消化管穿孔・腹膜炎手術や腸閉塞手術などがあります。当院では、平成5年に腹腔鏡下胆嚢摘出術を導入しました。以来、腹腔鏡手術の技術改良や適応拡大に積極的に取り組み、胆嚢摘出術、虫垂切除術のほか、胃癌や結腸・直腸癌にも腹腔鏡下で行っています。さらに、腹腔鏡下肝切除術、腹腔鏡下膵切除や内視鏡・腹腔鏡合同胃局所切除術などの新しい腹腔鏡手術にも取り組んでいます。また、当院では東京都がん診療連携拠点病院であり、当科でも、5大がんの中の胃癌、大腸癌(結腸癌・直腸癌)、肝臓癌のほか、食道癌、十二指腸癌、肛門癌、胆のう癌、胆管癌、膵臓癌などの治療を積極的に行っています。消化器内科、放射線科と連携し、専門的な検査を行い、早期に発見された消化器がんに対しては、内視鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲手術を行い、進行癌や再発癌に対しては、心臓血管外科などと連携し、拡大手術を行っています。
 
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 49 1.08 8.12 0.00% 69.61
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 31 2.29 3.26 0.00% 33.06
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 16 1.88 10.00 0.00% 68.75
平成27年度に呼吸器外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 呼吸器外科では,肺癌に対する胸腔鏡下悪性腫瘍手術件数は大学病院なども含めて都内有数実績があり、年々件数は増加しています。当科では早期癌に低侵襲性を基本とした胸腔鏡(内視鏡)手術を積極的に取り組んでいます、。疼痛や機能障害、術後合併症も少なく患者さんの負担を軽減できるため早期退院が可能になります。次いで若年男性に多い気胸への手術症例です。自然気胸の原因とされている肺嚢胞を切除します。こちらも胸腔鏡で行うことにより翌日にはほぼ退院が可能となり入院期間が短い傾向にあります。
 
心臓血管外科・血管外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上のもの) 36 8.06 19.58 0.00% 70.08
K5551 弁置換術(1弁のもの) 16 8.75 19.31 0.00% 70.63
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 14 2.79 4.57 0.00% 69.79
平成27年度に心臓血管外科・血管外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科では、成人心臓疾患、大血管疾患のすべてについて手術を行っており、主な手術として、狭心症や心筋梗塞の患者さんに対して行う「冠動脈バイパス手術」と、心臓の中にある弁の異常による心臓弁膜症に対して行う「弁置換・形成術」、胸部大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離)に対して行う「大動脈瘤切除術」などがあります。当科にて最も多く行われている手術は「冠動脈バイパス術」で、当科の特徴は、糖尿病を合併されている患者さんの手術も積極的に行っていることで、冠動脈バイパス術の実施症例では、糖尿病を合併されている患者さんは75%と、高い割合を示しています。また、当院では、特定集中治療室管理料1を設置し、大血管術後の徹底した術後管理を行い、良好な結果を得ています。弁膜症手術も増加しています。弁膜症の初発症状は、軽い息切れや足のむくみなどがあげられますが、進行すれば心不全となってしまうこともあります。当科では、弁膜症専門外来を特設し、3D心臓超音波検査機を用いて弁膜症の正確な診断と病期判定を行い、適切な手術時期の判断と治療に努めています。また、胸部大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離)の緊急性の高い手術にも対応しています。さらには、血管外科医と連携し、術前危険因子の多い患者さんや高齢の患者さんにおいては、胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤に対し、より低侵襲手術としてカテーテル治療(ステントグラフト内挿術)を積極的に取り入れています。その他にも、末梢循環障害に対する末梢血管手術や透析シャント設置術など、チーム診療で行っています。
 
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 24 3.42 10.88 12.50% 79.58
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) 19 0.74 40.74 89.47% 63.05
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 14 9.93 20.71 28.57% 60.50
平成27年度に脳神経外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 当院は、脳卒中センターを開設していることから、緊急手術などの対応も可能であり、緊急性を要する硬膜下血腫、クモ膜下出血、頭部外傷など手術の件数が多くなっています。術後は、回復期リハビリテーション病棟や療養病床など後方病床を持つ病院などとも連携し、在宅復帰に向けた治療を進めています。脳腫瘍については、原発性脳腫瘍や転移性脳腫瘍などは、術中の迅速病理検査では、摘出腫瘍の病理診断や断端部診断など行って成績を上げています。神経膠腫と呼ばれる悪性腫瘍や転移性脳腫瘍の場合には、術後に必要に応じて放射線治療や抗癌剤治療も併せて行っています。
 
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 90 2.03 24.56 13.33% 66.56
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓切除) 62 2.77 21.92 4.84% 71.68
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 60 1.92 10.97 5.00% 59.00
平成27年度に整形外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科は、整形外科領域の手術について幅広く行っていますが、中でも肩・股・膝関節の外科、脊椎・脊髄外科、手の外科の専門家を擁し、最新の医療技術を用いた手術を数多く行っています。股関節疾患で行われる人工股関節手術は、日本人の骨形態に合うように開発した人工股関節を使用し、正確に手術を行えるようナビゲーション手技と呼ばれるコンピューター支援手術(CAS: Computer Assisted Surgery)を行うなどの特色があります。脊椎領域の手術においては、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアに対する除圧術、固定術などを子なっています。また、脊椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術や、腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下ヘルニア切除術など、低侵襲な術式も積極的に取り入れています。手の外科領域においては、腱鞘炎、手根管症候群、ばね指、ガングリオンなどに対する手術を行っていますが、できるだけ低侵襲な術式を選択するようにしています。そのため、1泊2日など短期間の入院治療が可能となっています。
 
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 73 0.22 0.64 0.00% 50.23
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 69 1.25 4.80 0.00% 70.90
K843 前立腺悪性腫瘍手術 22 2.45 12.86 4.55% 66.82
平成27年度に泌尿器科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 尿路、男性生殖器、副腎など、泌尿器全般にわたる手術を行っています。尿路結石に対しては、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(ESWL)を行っています。これは、体外で衝撃波を発生させ体内の結石のみに衝撃波を収束させ破砕するもので、身体に傷をつけることなく結石治療が可能であり、1泊2日の入院で治療行っています。がん治療にも積極的に取り組んでおり、膀胱、前立腺、腎臓などの手術を行っています。内視鏡下や経尿道など可能であれば低侵襲の術式を選択しています。また、必要に応じて抗癌剤や放射線治療なども併用しています。これらの疾患以外にも、前立腺肥大症、骨盤臓器脱、腹圧性尿失禁などの手術も行っており侵襲の少ない新しい術式も積極的に取り入れています。例えば、前立腺肥大症手術では、ホルミウムレーザー前立腺核出術という術式を行っており、従来の術式に比べて出血量が少なく、安全な治療が可能となっています。
 
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 64 1.53 5.03 0.00% 39.31
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 61 2.13 4.72 0.00% 38.80
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 43 1.95 5.72 0.00% 47.91
平成27年度に婦人科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 婦人科では、婦人科全般を対象とした疾患を診断、治療を行っています。特に女性特有疾患である卵巣嚢腫、子宮筋腫に対する手術症例を多く行っています。当科では患者さんの負担軽減、術後早期回復を考えた腹腔鏡での手術実績があります。他にも骨盤臓器脱、子宮内膜症、子宮頚部異形成なども積極的に行っています。
 
眼科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 288 1.05 1.06 0.00% 72.88
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 36 1.19 6.86 0.00% 60.17
K281 増殖性硝子体網膜症手術
平成27年度に眼科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 眼科では白内障に対する水晶体再建術症例が多く占めています。当科では月30人ほどの患者さんが手術を受けています。また糖尿病網膜症に対する治療に力を入れているため硝子体、網膜症手術も積極的に取り組んでいます。全身疾患がある患者さんに対しても、院内複数の診療科が連携しながら安全な手術を行う体制を整え治療を行っています。
 
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 46 1.37 3.87 0.00% 25.80
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) 25 1.40 3.80 0.00% 51.16
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 18 0.72 4.33 0.00% 42.44
平成27年度に耳鼻咽喉科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 耳鼻咽喉疾患について新生児から高齢の患者さんまで幅広い診療を行っています。手術については特に喉の手術が多くなっています。口蓋扁桃摘出術は、7日間程度の入院で手術を行うのが標準的な治療となっています。喉頭マイクロサージャリーは、声帯ポリープ、声帯結節、ポリ-プ様声帯などが対象となり、3~4日の入院期間となります。鼻の手術では、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術(ESS)、睡眠時無呼吸に対する鼻中隔矯正術が多く行われており、入院は6~8日が標準です。耳の手術では、真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎に対して鼓室形成術、聴力改善目的にてアブミ骨手術などを行っています。また、悪性腫瘍の手術にも力を入れており、甲状腺・唾液腺のほか喉頭および上・中・下咽頭の症例が多いです。原発巣に対する根治手術と再建が必要な例では形成外科などとのチーム医療を行っています。
 
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 11 1.09 9.27 9.09% 76.09
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3センチメートル以上6センチメートル未満)
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6センチメートル以上)
平成27年度に皮膚科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 皮膚腫瘍の件数が多く、良性・悪性双方に対する手術を行っています。良性腫瘍は、脂肪腫が多く、悪性腫瘍は頭部、指趾などに発生した皮膚癌が多くなっています。また、熱傷、褥瘡などの皮膚疾患に対しては、必要に応じて創傷処理、植皮術などを行っています。
 
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) 11 1.73 4.64 0.00% 49.00
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの)
平成27年度に形成外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 形成外科では皮膚、骨軟部腫瘍(母斑・脂肪腫・リンパ管腫瘍・血管腫等)に対する四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術、眼瞼下垂手術症例を多く行っています。また当院は救命救急センターに指定されており、地域の救急医療を支える病院として幅広く救急診療を行っているため、外傷の患者さんも多いです。そのため、顔面損傷、顔面骨骨折などの手術も積極的に取り組んでいます。他にも乳腺外科と連携した乳癌手術と再建を同時に行う手術も実施しています。
 
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 58 1.07 4.76 0.00% 53.66
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 43 1.40 9.58 0.00% 64.98
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) 16 1.00 9.19 0.00% 60.63
平成27年度に乳腺外科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 乳腺外科は、平成26年7月より一般外科より独立した診療科であり、日本乳癌学会認定の乳癌専門施設です。担当医師も乳腺専門医が常勤し診療に携わっており多くの手術実績があります。当科は乳癌を確実に見つけ治療をすることに力を入れており、早期癌には乳房温存療法、リンパ節生検を行っています。他に、形成外科と連携した乳癌手術と再建を同時に実施する手術も積極的に取り組んでいます。
 
救急診療科
Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢
K654 内視鏡的消化管止血術 12 0.08 7.33 25.00% 59.92
K6021 経皮的心肺補助法(1日につき)(初日)
K386 気管切開術
平成27年度に救急診療科で退院した患者さんを対象に、手術件数の多い順に上位3術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を示しています。 当科は、救命救急センターを設置し、二次救急体制では対応できない生命危機に瀕する患者さんを24時間体制で診療しています。そのため、手術内容は救急処置的なものが多くなっています。具体的には、大量出血から出血性ショックに陥ているなど重症な消化管出血に対して行われる内視鏡的消化管止血術、心停止やなどの急性循環不全に対して行われる経皮的心肺補助法、大動脈バルーンパンピング法(IABP法)、呼吸不全に対して行われる気管切開術などです。手術については麻酔医の監督のもと、365日24時間対応で緊急手術が行える体制を整えています。
 
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 15 0.13%
180010 敗血症 同一 21 0.19%
異なる 99 0.87%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 51 0.45%
異なる 16 0.14%
医療の質の改善に資するため、少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患である敗血症、播種性血管内凝固、手術・術後の合併症、その他の真菌症について、入院契機病名と同一か否かを区別して、患者数と発症率を示しています。この指標の入院契機にある「同一」とは、入院したときに播種性血管内凝固と診断(もしくは疑い)されている患者さんで、「異なる」とは、入院したときには別の病気で入院したが、その後、播種性血管内凝固を発症し、元々の病気の治療より播種性血管内凝固の治療に時間や医療費を多く費やした患者さんの症例数、発症率を示しています。当院では、糖尿病や慢性腎不全、高血圧症などの慢性疾患に加え、がん診療や救急医療など、幅広く専門性の高い診療を行っています。播種性血管内凝固や敗血症は、がんや感染症に合併して発症することがあります。このため、がん手術や大血管手術を要する心臓血管外科などの大手術後には慎重な全身管理が必要となります。また、当院では、救命救急センターを設置しており、かかりつけ医や近隣病院より引き継ぎ、感染症からすでに敗血症を発症している重篤な患者さんの診療を行っています。「手術・処置等の合併症」の入院契機病名は、「透析シャント狭窄・閉塞」や「透析シャント感染」が多数を占めます。当院の腎臓・透析内科では近医かかりつけ医や透析クリニックからの透析シャント不全などの合併症をきたした患者さんの手術依頼を血管外科専門医と連携し積極的に受け入れ症例数も増加しています。
更新履歴
2016/10/01
新規公開